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屋島の戦いと骨付鳥
四国名物と言えば「うどん」 なんですが、今回初めて出会った 「骨付鳥」 もキュートな食べ物でした。
料理下手なアタシでさえ、 家に帰ってからこの味を再現しようと挑戦したぐらいですから(笑)。
地元のお客様に紹介して貰ったお店は、骨付鳥・ 一鶴の高松店さんでした。
屋島観光に便利な屋島店さんが最初の候補に挙がっていたようですが、宿泊するホテルの関係で高松店さんに案内して貰う事になりました。(※屋島への上がり口にある屋島店さんのロケーションは観光には便利なんですが、高松駅からの中央通りの賑わいとか、 夜の高松を楽しむなら高松店がイイで す!)
で一鶴さん、結構な行列でした。大阪人の感覚で言うと、「なんでチキンレッグ如きにこんなに並ぶのん?」ですが、 確かに並ぶ価値はありましたね。
美味しかったです!
味付けとか火の通し方の調理技術ってのもあるんだろうけど、鳥の素材自体の流通経路が、 良いんじゃないかしら。
一鶴さんでは、 親鳥と雛鳥の二種 類が提供されますが、 二本も食べられないので、アタシは雛鳥、案内人さんが親鳥を頼んで、二人で仲良くシ ェアしました。(「案内さん」とどんな関係なの?という突っ込みはなしね。)
焼き上がった骨付鳥から出る油に付けて食べるとナイスと言われてるキャベツも、 おにぎりも美味しいです。
なんでしょうね、これ、調理上特別な事をしてそうにもないのに美味しい 。 お家で、まったく同じ事を再現しても、ここまではいかないだろうから、 場所の雰囲気なのかなー。
親鳥の方が色々な面で味が 「しっかり」してますが、その日の気分で雛鳥もOKな美味しさです。
そしてこの美味しさは完全に「ビ ール対応」ですが、 辛いだけじゃないから、子どもが食べても大丈夫でしょうね。
個人的に 「味覚の成長」って見方で言うなら、子どもは最初にケンタに出会うより、 この 「骨付鳥」に出会う方が幸せなんじゃないかと思います。
鳥自体の旨みが充分に味わえますからね。
食べやすくするのと、 旨みを味わい尽くす方法とは、微妙に違うような気がします。
そうそう、「骨付鳥」 レシピがネットのあちこちで収集できますが、アタシが何回か挑戦してみた所によると、調味料に「ゆず胡椒etc」とかの、ひねったものは余り必要ないみたいですね。 ストレートにニンニクや醤油で充分いけると思います。 火力の調整とか、材料のねかせとか調理手順をしっかりする方が良いみたいです。
焼き上がった骨付鳥から出る油に付けて食べるとナイスと言われてるキャベツも、 おにぎりも美味しいです。
なんでしょうね、これ、調理上特別な事をしてそうにもないのに美味しい 。
お家で、まったく同じ事を再現しても、ここまではいかないだろうから、 場所の雰囲気なのかなー。
親鳥の方が色々な面で味が 「しっかり」してますが、その日の気分で雛鳥もOKな美味しさです。
【豆ちゃん蘊蓄 屋島の戦い】
『平家物語』よれば、渡邊津を出航するにあたり義経は、戦奉行の梶原景時と軍議を持ち、景時は船の進退を自由にするために逆櫓を付けようと提案しました。
しかし、義経は「そのようなものを付ければ兵は退きたがり、不利になる」と反対します。
景時は「進むのみを知って、退くことを知らぬは猪武者である」と言い放ち、義経は「初めから逃げ支度をして勝てるものか、わたしは猪武者で結構である」と言い返しました。
これが世にいう逆櫓論争ですね。
この頃から景時は深く遺恨を持ち、後の頼朝への讒言となり、義経の没落につながったとされています。