勤続15年製造業(工場勤務)だった男の行政書士試験合格から開業まで、そして初めての依頼から現在に至るまで ①
7:30~22:30勤務で二交代制、
隔週21:30~9:00の夜勤があり。
土日は勉強時間ゼロ。休みの日は、家族との時間に全てを費やす。そんな私が、隙間時間勉強のみで、国家資格「行政書士」に合格した勉強法📚その後、開業~現在に至るまで
行政書士を知ったキッカケ
工場作業員として、約15年間勤務していた私が「行政書士」の資格勉強を始めるキッカケは、妻の一言でした。
「行政書士っていう国家資格取ると、独立開業出来るんだってー。私、育休中だし、勉強してみようと思うんだけど、一緒に資格取って二人で開業しない?」
ぎょ、行政書士?なんだそれは。聞いたことないな…
独立開業?遠い世界の話だな…
工場の中の狭い世界しか知らない私にとっては、全くピンと来ませんでした。
とはいえ、漠然と
何かしらの国家資格を取ってスキルと自信を付けたい
自分が頑張った分の成果・信頼を得たい
こんな不毛な仕事はいつか辞めたい
という思いをずっと持っていましたので、
私 「やってみよっか」
早速、妻は通信教材を取り寄せ、その日から二人で勉強が始まりました。
当時、息子は0才5~6カ月。
妻は24時間体制で育児と家事。
私は朝7:30には家を出て、帰宅は毎日22時過ぎ、二交代制で隔週夜勤もありました。(21:30~9:00)
そんな中、それぞれ空いた時間を見つけては、テキストを読み込む日々。
私 「テキストどこまで読んだ?」
妻「民法の153ページまで読んだ」
私 「早っっ!」
妻は、子どもの頃から本を読むのが好きで、普段から本を手元に置いているタイプなので、本を読み進めるスピードには歴然の差がありました。
元々の負けず嫌いな性格と妻に負けたくないという気持ちも手伝って、水面下でコツコツ勉強を続けました。
とはいえ、法律用語は初めて聞くものばかり…はっきり言って、読んではいるけど、理解には程遠い...といった感じ。
そこで、目標を決めました。
「全てのテキストを3回ずつ読もう!」
妻に負けたくないという気持ちと、理解できない悔しさをバネに、テキストの読み込みを続けました。
片道30 分の車通勤なので、車にテキストを積み、隙間時間はとにかくテキストを読み込むことに費やしました。
通勤中は行政書士試験のYouTube講義を耳から入れる。
自宅ではトイレにテキストを置いておく。
工場の休憩時間は全て車内で勉強に費やす。
愛妻弁当を5分で食べ「美味しかったよ」とLINEしたら(←ここは外せないポイントです)残りの35〜40分間をテキストの読み込みに費やしました。
午前・午後・夕方の小休憩も同様です。
そんな毎日をひたすら繰返し、
2ヶ月後…
妻「試験日11月の2週目の日曜日だからね👍」
私「…試験日?」
妻「行政書士の試験日ね👍」
私「お、おぅ…」
〜そして試験当日〜
テキストは一通り読み込みましたが、なんとか2回ずつ読んだ程度。
過去問には一切手を付けられていない、という状態…
結果は、、
106点 (記述式0点)
不合格(あたりまえ)
でした。
意外と100点越えてたなぁ🙂というのが感想でした。
ちなみに、元々飽きっぽい性格と、育児・家事の毎日の中で妻は1ヶ月も経たずに勉強をやめていました。←後に知ったことですが、私に勉強を始めさせる為の作戦だったようです。(←そもそも真面目に勉強する気はなかった、とのこと😱)
試験後も、なんだか勉強が習慣化されていました。
隙間時間勉強内容
朝の通勤時:7:30〜8:00
講義DVD又は関連Youtubeの音声だけ流す
午前中の休憩時間:10:00~10:10
車に戻り、過去問を3~4問解く。
昼休憩:12:00~12:45
同じく車内で過去問を解けるだけ解く。
午後の休憩:15:00~15:10
車に戻り、過去問を3~4問解く。
夕方の休憩:17:00~17:30
車で、過去問を解けるだけ解く。
帰路:22:00〜22:30
講義DVD又は関連Youtubeの音声だけ流す
(疲れがピークの時は、たまには好きな音楽を聴いてリフレッシュする日もありました)
そして22:30帰宅
入浴、夕食、筋トレ(←独身時代からのルーティンです)
歯磨きしながら過去問解く(約10分間)
0:30~寝落ちまで(30〜1時間)
過去問解けるだけ解く。
AM6:30起床
歯磨きしながら過去問解く(約10分間)
朝食後、トイレでテキストを読む(トイレには憲法を置いていましたw)
通勤時間:7:30~8:00
講義or YouTubeを聞きながら運転
信号待ちの度にテキスト読む
会社到着:8:00~8:10
過去問を3~4問解く…
↑ひたすら繰り返す🙂
ちなみに夜勤時は、夜バージョンをひたすら繰返す🌙
~休日の過ごし方〜(月4〜5日)
隙間時間しか出来ていない勉強を、ここで取り戻すぞ!💪🏽
朝から夜まで勉強だー!!📖
ではなく…
😁
休日は、家族と過ごす時間👨👩👦
出かけたり、子どもと一日中思いっきり遊ぶ😃
一切勉強せず💪
でした!
マジです!
そして、楽しい休日を満喫して🏖️
月曜日(もしくは日曜日の夜勤)からまた、隙間時間を使った勉強の繰返し📖
ただでさえ少ない家族との時間
この貴重な時間を削ってまで勉強したくない。
休みの日を全て勉強に捧げて、資格試験に合格したとしても、なんか違うなぁという思いがありました。
(ましてや不合格だったら目も当てられません🥶)
〜試験当日まで〜
日勤の週:月曜日~土曜日:毎日残業
夜勤の週:隔週日曜日の夜~土曜日の朝まで
通勤時間:耳から学習(信号待ち時間はテキストを読むor過去問を解く)
会社の休憩時間は過去問を解きまくり、
帰宅後は、風呂、ご飯、筋トレをして寝落ちまでテキスト読み込み(又は過去問解きまくり…)
ひたすらこれの繰り返し
試験日3ヶ月前くらいからは、テキスト読みの時間を削り、記述式の練習問題を繰り返し。
使った教材
フォーサイトという通信の教材を使用しました。
カラーで見やすいです。
白黒でも良いという方は、LECの「出る順行政書士合格基本書」もいいかもです。
教材の使い方📚
とにかく何回も読む・解く!以上!
ノートに書き写すという作業は一切してません。
六法全書の使い方📕
(使い方)
過去問を解きながら、対応している条文を読む。
何度も使用されている条文にマーカーを引く。
試験直前にマーカーの引いてある条文を読み返す。
六法全書はこうやって使いました。
全ての条文を覚える時間も自信もない。
短時間で重要な条文を覚えることができたので、やり方としては良かったのかなぁと思いました。
(自己流です)
そんなこんなで、2回目の試験当日
日曜日なので妻と子に車で会場まで送ってもらうことにしました。
試験会場への道中も車内でテキスト読み。
ふと、筆記用具の確認をすると、
鉛筆がない!
途中、コンビニで鉛筆を買うことに。
妻「私買って来てあげる!👍」
私「ありがとう。お願い👍」
~数分経過~
私「……遅…まだかなぁ…」
~さらに数分後~
ガチャッ
妻「○○(息子)のおやつも買ってきた~」
私「お、おぅ」(←送ってもらってるからノークレームは必須です)
この時点で試験開始時間ギリギリになっていました…
〜試験会場入り口付近〜
私「あっ!ここ左折!」
妻「大丈夫!ナビだともっと先だよ〜」
私「いやいやいや、去年ここから入ったし!まず引き返してー!!」
結局ナビの通りに行ったらガッツリ住宅街…
ドタバタ&険悪ムードでやっと、試験会場(大学のキャンパス)の入り口に到着
この時点で試験開始時間5分前でした🥶ヒィィィィ
元・陸上部の脚力と意地で猛ダッシュ!
間に合ったか間に合ってないのかくらいのギリギリセーフ
走りながら走馬灯のように思い出す言葉、
いつも見ていたYouTubeで、有名資格スクールの講師の先生方が、口が酸っぱくなるほど言っていた、
「で、あるからして、試験日当日は、試験開始の1時間前には会場入りしましょう、直前予想問題を解きましょう、そして、心を落ち着かせて試験にのぞみましょう」
私は……
日頃の運動不足の体で会場までダッシュして、ギリッギリのグレーセーフ。今思うとよく会場に入れてもらえたな、という感じです。
動悸・息切れ、着席からすぐ試験突入。
素敵やん(*´꒳`*)
泣けるやん(*´꒳`*)
つづく