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選挙・政治家への道 立憲アカデミー東京(講義メモ)  


(略歴)
1984年 NEC就職
1989年 日経BP社(日経ビジネス記者)に転職29歳
1994年 日経BP社退社 33歳(★退職を迷う)
1996年 衆議院東京10区立候補 36歳(★落選後 お国替え)
2000年 初当選 40歳

■初出馬の際、先輩記者からの手紙

長妻らしい選挙をすべきだと思います。傲慢になれ、と言うのではなく、卑屈になるな、と言いたいのです。
政治家として世直しをするのが目的の候補者には、政治家になることが目的の候補者とは違うスタイルがあって然るべきです。
選挙に落ちればただの人、が現実かも知れませんが、現実に妥協を重ねて行けば、現実に絡め取られて、何のために、があやふやになります。
日本の現実は変わっていなくても、変えようとする人間の矜持を忘れずに、他候補との“違い”を堂々と出していくべきでしょう。そうすることで、活路が開けるはずだし、そうでないなら、長妻代議士誕生の意味はありません。悔いのない、自分の選挙を貫いてください。

■職業としての政治 マックス・ヴェーバー著
どんな事態に直面しても『それにもかかわらず!』と言い切る自信のある人間。そういう人間だけが政治への『天職』を持つ

■「指導者とは」 リチャード・ニクソン著
・指導者は、いつ闘うべきか、いつ退くべきか、いつ初心を貫くべきか、いつ妥協すべきか、いつ発言し、いつ沈黙すべきかを知らねばならない。
・指導者は、先頭に立つべきだが、支持者が随いて来られないほど先頭であってはならない。
・超重要事項と重要事項を分類する能力と重要事項の方は他人にやらせる我慢が必要になってくる。
指導者も決断に至る過程で粒々辛苦(りゅうりゅうしんく)をする点は常人と変わらない。ただし、いったん決断したあとは、自分が正しかったかどうかを思い煩わないところが違う。あすの決断に備えて十分に考えるための唯一の道は、きのうの決断を早く過去のものとしてしまうことである。
・指導者は自分の仕事の優先順位をよく考え、ホームランを打つために全エネルギーを集中しなければならない。打率を考えれば、打率向きのバッターに成り下がる。偉大な指導者たらんと志す者は、偉大な決断のために集中すべきである。

■敗戦を迎えた当時、映画監督の伊丹万作が語った言葉
多くの人が今度の戦争でだまされていたという。いくらだますものがいても、だれ一人だまされるものがなかったとしたら、今度のような戦争は成り立たなかったにちがいないのである。「だまされていた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。いや、現在でも、すでに別のうそによって、だまされ始めているにちがいないのである。

■ドイツの神学者であるマルティン・ニーメラーの言葉
ナチスが最初、共産主義者を攻撃した時、私は声を上げなかった 私は共産主義者ではなかったから
ナチスがユダヤ人を連行して行った時、私は声を上げなかった 私はユダヤ人ではなかったから
そしてナチスが私を攻撃した時、私のために声を上げる者は誰一人残っていなかった 
(了)

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