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【店主のひとりごと】9

私のフリーター時代(20代前半)の話です。

運命の本、「セブンイレブン流通情報戦略」〜巨大ソフトウェア・ビジネスの全貌〜(著・緒方知行)に出会い、その気になった私は「セブンイレブンの正社員になる」と決めて就職活動を本格化させました。

ちなみにその当時の流通業界の雄は総合スーパーのダイエーで、その次がイトーヨーカドー、ニチイ(マイカル)、ジャスコ(イオン)の順でした。

福岡ソフトバンクホークスがその当時、「福岡ダイエーホークス」だったことでも、ダイエーの勢いがうかがい知れます。いつの世も、景気のいい会社が球団オーナーを務めます。

コンビニは、ローソンがダイエーの子会社、セブンイレブンがイトーヨーカドーの子会社、ミニストップがジャスコ(イオン)の子会社でした。
ちなみに、こちらはセブンイレブンが業界トップに君臨し、2位がファミリーマート(西友)、3位がローソンの順でした。

その当時の仙台市内に目を向ければ、セブンイレブン、ローソン、サンチェーン(ローソンと提携)、ホットスパー(なつかしいw)、デイリーヤマザキがあり、ファミマとミニストップは未出店でした。

話を戻すと、その当時の私は「セブンイレブンの正社員になる」と決めたものの、やはり比較検討は必要だと考え、他のコンビニも調べることに。
とりあえずローソン関連の本を探してみると「ローソンの挑戦」(著・山下剛)なる本を発見。読んでみると、これまた面白く、どちらにしようか迷うことに。
色々と悩みましたが、親会社のダイエーが業界トップなことと、「ある程度完成したセブンイレブンよりまだ未完成のローソン(当時POSシステム未導入)の方が面白そう」という発想から「ローソンに入ろう」という決断にいたりました。

で、ローソンの求人を探したところ、運良く求人が見つかり応募したところ、書類選考を通過し、大好きな面接に進むことに。
面接は得意なので、コレは難なく通過して、晴れてローソンの正社員として採用されました。

その当時の私はフリーターだったので、書類選考が難関になると考え、履歴書とともに手紙を添えたのが、良かったのかもしれません。
その手紙には「ローソンの挑戦」を読んだ感想や、商売や流通業界への憧れや情熱を書き、ダイエーの創業者・中内㓛さんを尊敬していることなども書きました(もちろん詳細なアルバイト歴を含む自己PRも)。

イトーヨーカドーの創業者、伊藤雅俊さんも好きですが、「流通業界の風雲児」「カリスマ」といわれた、ダイエーの中内㓛さんも大好きなんです。両者の創業話は本当に面白い。

その後、ダイエーが凋落し、イオンが台頭。イトーヨーカドーとセブンイレブンの立場が逆転するなんて、当時、誰が想像したでしょう。

Amazonも楽天も無かった時代です。
ポケベルやガラケーすらも存在せず、「WindowsやAppleって何?」で、
GoogleやSNSなどは影も形もありませんでしたw

そんなアナログな中、私のローソン社員時代が始まります。

続く。

#店主 #カフェ店主 #店主のひとりごと

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