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「オルカン」のリスクを把握していますか?
新NISAが始まって約20日が過ぎました。
新NISAで運用する投資商品はどれがいいとかネット記事やYouTube、SNSで盛んに取り上げられています。
その中で、一番取り上げられている商品といえば、
「オルカン」と呼ばれる「全世界株式」の投資信託です。
中でも、「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」を購入する人が多くなっています。
三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に個人マネーが集中している。1月4~15日までの資金流入額の合計は1972億円と、国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)の全体の資金流入額4689億円の4割強を占めた。
同じシリーズの「米国株式(S&P500)」にも1000億円を超える資金が流入しており、これら2ファンドで全体の7割弱を占めている。両ファンドとも2024年1月からスタートした新しい少額投資非課税制度(NISA)の対象ファンドでもあり、今後も資金流入が継続しそうだ。
自分の知り合いも「オルカン」を買っていますが、過去にどれだけの「リターン」や「リスク(値動き)」があったのか知らない人が多かったので、今回記事にしました。
この投資信託はどういう商品?
いまさらながら、「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」がどういうものかを説明します。
MSCI社が開発した株価指数であるMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンド
日本を含む先進国および新興国の大型株・中型株(約3,000銘柄)で構成され、世界各国市場の時価総額約85%をカバー
この投資信託の成績は?
この投資信託は、2018年10月31日から設定されているので、約5年間のデータしかありませんが、このような成績です
![](https://assets.st-note.com/img/1705649623802-xRw94hWU7Z.png)
各期間でもプラスになっています。
投資信託が設定された時から保有していると約2倍になっています。
チャートはこのようになっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1705650041695-rIyjcAAh5O.png?width=1200)
二度ほど基準価額が10000円を割り込んでますが、ほかは上げ下げをしながらきれいな右肩上がりのチャートを描いています。
これからは暴落はないの?
この投資信託は、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)に連動するインデックスファンドなので、このインデックスの過去の値動きを見ることでどれくらいの値動きをするのかを把握することができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1705655316809-pDW6897UAm.png?width=1200)
2008年になんと -52.9% という結果があります。
2008年というと、有名な「リーマンショック」があった年です。
ということは、リーマンショック級の金融危機が発生すると、
このオルカンも同様に1年で資産が半分になる可能性があるということです。
ニュースやネットでは、7%の複利効果で10年で倍になるとか言っていますが、平均です。
自分が持っているファンドが過去にどんな値動きをしているのか把握はしておかないと、急に暴落が来た際には慌てて売ってしまうようなことになってしまいます。
このように投資は値動きが激しいときもありますので、自己責任で投資をしてください。
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