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オンラインキッチンが可能性だらけだった
コロナ禍で色々な物事がオンラインに移行している。
飲食サービスを提供する側でもあったり、手伝わせてもらっているお店もいくつかあり、現状の厳しい状況にはかなり危機感を抱いている。
オンライン化していけることの一つの可能性として、料理教室の線はあるなーと考えていたり、仲間うちでも話していた。
すると、富山で知り合った元魚屋で料理人の昆布ちゃんがオンライン料理教室のトライアルをすると連絡をくれたので、二つ返事で参加。
結論からいうと、メチャクチャ面白かった!
飛ばされまくってかなりアガッたので、とにかく残しておかなければ!と思ってこれを書いている。
特に、遠方の観光地で地域の食材や調理法に自信のある地域やお店、料理人さんで、営業面で課題が出ている方は、トライする価値があると思う。
とにかくまずは、
また氷見に行きたくなった
氷見と言えば、富山といえば日本海。
天然のいけす、と言えば魚が美味い!
富山から送られてくる魚を当日朝受け取り、氷見の魚に惚れて移住した料理人から教えてもらう。
まずは贅沢な体験自体がとても贅沢なことだと感じた。
参加する人側のインサイトを考えてみる。
もちろん「美味しいものを食べたい」というニーズはあるけど、
それ以上に
「その土地にいい思い出がある。また行きたいと思っている」
「名物を、産物を、しかも旬のものを食べたい」
「知っている、リスペクトする人から教えてもらえるなら幸せ」
という心理がある場所なら、必ず参加したくなると思う。
同じ「オンライン」でも、外出自粛だから「リモートワーク」に切り替えよう的な、代替手段としての料理教室ではない。
料理教室という行為や時間を共有することで、料理人や地域と新しい
昆布ちゃんとは、1月初旬の旅で初めて出会って、彼のご飯を食べたのは一度だけ。
彼は包丁、僕はカメラを持ってのセッションはとても楽しかった。
オフラインで育まれた熱量は、オンラインでも間違いなく生きる。
むしろ、再び関係性を深めるきっかけになると思う。
入り口がオンラインでも、理解してもらう、
こうしてその土地、その人と関係値が増えれば、人はまた必ずその土地、料理人を訪れると思う。
自分は旅をするのに、その地にいる人に会うことを目的とするのがほとんどなので、料理以外にも、「あの人のこんなことを聞けたら面白いな」
とアイデアがいくつも浮かんでいる。
料理人ってすげー!と尊敬の念をより抱いた
食べて美味しい!というリアルだから味わえる感動はもちろんある。
オンラインきっちんは、それとは別のベクトル。
「食べているものがこんな風にできるんだ」
「簡単そうに見える技術が実は難しい」
など知的好奇心を満たしてくれた。
今回は
・プチトマトの種の出し方
・三枚おろし
・アラの処理の仕方
・塩や油の処理の仕方
・さばいたあとの機材や手の洗い方
など、知らなかった調理の世界を知ることができた。
料理はもちろん美味しかったし、改めて
「これをサクッとできちゃう料理人ってすごい」としみじみ感じた。
オフラインと同じような参加者の一体感
時間の共有の仕方も、結構スペシャルな体験で新鮮だった。
— 大倉アキラ (@akira_fantastic) May 17, 2020
今回参加したのは2チーム。もう1組は初対面だったけど、捌くのをプッシュしあったり、不思議な一体感が生まれたのが面白かった。
知ってる友達同士が参加して、お互い料理するのも盛り上がりそうだなー。そのあとの飲み会につなげてもいいし
初対面だったけど、料理しながら会話したり、応援しあったり、出来上がりを見せあったり。
zoomだけど、ずっと画面をみ続けずに、話しながら作業できる、というのも、日常生活の雑事に近い感覚で楽しかった。
費用感と満足感
氷見の魚が届いて、2時間強料理して学んで、晩ご飯が2品。
(魚が大きかったので、2.5食分くらいになるかな)
正式な金額はまだ固まってないそうだけど、喜んで払うし、定期的に受けたいな、と思う値段設定と内容の充実度だった。
店舗売上の代替、もしくはリカバーするほどのスケールはイメージしづらい。
ただ、通販や再来訪など、関係性を育んだ先の経済循環を生み出すきっかけにはなると思う。
とにかく、今すぐにでも氷見に行きたい
気分になった。
また見たいなあ、朝焼け。
それととにかく、魚を捌きたい
何より、魚をまるごと料理する楽しさを知ってしまった。
これから魚屋さんに行っても、刺身でも焼くのも、切り身ではなく丸ごと買います。
あと切れる包丁も欲しい。
昆布ちゃんの料理教室。
正式オープンはもうすぐだそうです。
気になる方、チェックを。
つないでくれたささやん、なっちゃんのhousehold
次はゆっくり行きたい。