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#3タンカレーロンドンドライジン&タンカレーナンバーテン (Tanqueray London Dry Gin & Tanqueray No.Ten Gin)

どうもこんばんは、あきです。今回は王道のロンドンドライジン。タンカレー ロンドンドライジンと、その上位互換としてプレミアム版として人気のタンカレーナンバーテンを飲み比べしたいと思います。

1.タンカレーロンドンドライジンとは?

古くから親しまれてるジンとしての定番銘柄としては「ビーフィーター」「ゴードン」そしてこの「タンカレー」があります。
タンカレーの歴史は1830年にチャールズ・タンカレーという人物が、ロンドンのブルームスバリーという地に蒸留所を設立したのが始まりとのことです。このとき若干20歳という若さだったそうです。
 アメリカの大統領ジョン・F・ケネディも愛飲したと言われるジンとのことです。
 また良く言われる謳い文句としては「ジンのロールスロイス」と呼ばれているのがタンカレーロンドンドライジンです。(よくシングルモルトウイスキーのロールスロイスと呼ばれているのがマッカランだったりしますが、何でもロールスロイスに例えられてますね)
 ちなみにボトルのデザインは消火栓をモチーフにしたとも言われておりますね。
 比較的、ドライ目のジンなのでよくキリッと辛口と呼ばれることもあり、マティーニ等のカクテルレシピなどにも使われることも多いとか..…
 こだわりの4回の蒸留が洗練されたドライさを醸し出しているのかもしれません。

2.タンカレーナンバーテンとは?

まだクラフトジンという言葉が流行る前の2000年、タンカレーナンバーテンが発売されました。ちなみにこの「ナンバーテン」というのはタンカレー蒸留所で、10番目に作られた蒸留所で作られた蒸留器「タイニー・テン」で作られたジンです。一度にわずか400リットルしか蒸留できないという小型の蒸留器での製造はクラフトジンの元祖的な感じがしますねー。
 タンカレーにフレッシュフルーツ、手摘みのボタニカルをプラスしたジンで、タンカレーのドライさにフルーツのフレッシュさや甘さを感じるようになり、エレガントな感じがするジンかなと思います。
 個人的には現行のボトルよりも旧ボトルの方が好きだったりします(笑)
でもシンプルな旧ボトルに対して現行ボトルは結構ラグジュアリー感がありますね(笑)


タンカレーナンバーテン 旧ボトル
タンカレーナンバーテン 現行ボトル

3.タンカレーロンドンドライジン・タンカレーナンバーテンについて

  • 「タンカレー ロンドンドライジン」

  • 原産国 イギリス

  • アルコール度数47度以上48度未満(47.3度とか)

  • 内容量 750ml

  • ボタニカル ジュニパーベリー、コリアンダー、アンジェリカルート、リコリス

  • 価格は1700円前後

  • 「タンカレーナンバーテン」

  • 原産国 イギリス

  • アルコール度数47度以上48度未満(47.3度とか)

  • 内容量 750ml

  • ボタニカル ジュニパーベリー、コリアンダー、アンジェリカルート、リコリス + フレッシュフルーツなど..…

  • 小型蒸留器「タイニー・テン」で蒸留

  • 価格は3000円台後半(3800円とか)

4.ジンソーダを飲んでみて

・タンカレー ロンドンドライジン

ボタニカルを厳選してかなのか、キリッとドライな辛口なジンソーダです。お酒に慣れている人は良いですが、慣れてないとアルコールが強いお酒と感じるかもしれません....
あくまで、個人的ですが、コレを洗練して、ブラッシュアップしたのがシップスミスのジン....そんな気がしています。
俗に言う晩ごはん(居酒屋メシ)と合わせるとやっぱり翠の方が相性はいいなぁーと思います(コスパも含めて)
チーズとかナッツとか、そういうオーセンティックなハイボール感覚で飲むのがいいのかなぁーと思います。
和のものはやっぱり日本のジンに相性が部があるので、イギリスだと何でしょう、フィッシュ&チップスとかは相性が良いと思いますかねー。

ライムやレモン、その他柑橘系をアクセントとして入れてもいいなぁーと思います。

・タンカレーナンバーテン

タンカレー ロンドンドライジンのキレの良さはそのままに、華やかな香り+アフターノートのフレッシュフルーツ感は秀逸です。でも甘くないという感じです。
単純にエレガントなジンソーダといった感じでしょうか。正直ジンソーダにするのももったいないかなぁーと思ったりもするのですが、実験ということで。
正直ツマミもいらないぐらいグビグビ飲めてしまう危険性もあるので(笑)改めてタンカレーナンバーテンというジンのクオリティの高さを知りました。
シンプルに美味しいです!!

・タンカレーロンドンドライジン(ライム入り)

ライムを入れると締まるので大人なジンソーダかなと思います。またライムを入れる・入れないとキャラクターが変わるのでそこらへんの変化も面白いかなぁーと思います。

・タンカレーナンバーテン(ライム入り)

タンカレーナンバーテンの繊細さが、ライムのクセによって、個人的にはバランスが崩れるかなぁーと思います。個人的にはライムなしの方がいいなぁーと思います。


5.ジントニックを飲んでみて

・タンカレー ロンドンドライジン(ライム入り)

タンカレーのドライさとライムの重厚感がまたいい感じかなと思います。ただ、良いトニックを作ってもやっぱりバーテンダーさんは偉大だなぁと思います。
なかなかいい感じのジントニックのバランスが難しいですね(笑)

・タンカレー ナンバーテン(ライム入り)

ライムがなくても充分美味しいのは個人的にわかっているのですが、今回はライム入りで。
ライムの重厚感がありつつもそれを受け止める華やかさもありつつ充分美味しいですねー。
多分ライムない方が、タンカレーナンバーテンのそのままの味わいを楽しめると思うので、なくても良いと思います。
華やかかつ複雑なジンはやっぱりジンのロールスロイスと思わせてくれる底力を感じます。お高いけど美味しいジンです。

ってなわけで、やっぱりタンカレーナンバーテンに関しては現存するクラフトジンに負けないクオリティの由緒正しきロンドンドライジンかと思います。



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