下関要塞~田向山(手向)砲台~ 2023/02/24追記有り
明治20年9月起工、明治21年9月に竣工した田向山砲台。
明治24年に24cm臼砲を6砲座に各2門、計12門を備えた。
現地の案内板によると、右の4砲座は直線に、左の2砲座はやや内側に折れた“折線砲列”になっており、各砲座は山の斜面を削って三方をすり鉢状にしていたとの事。
明治末期に廃止され、実戦に使われる事は無かった。
跡地は現在は手向山公園として整備されているのですが・・・
何もここまで埋めなくても・・・という状態である。
辛うじて扁額は残されていましたけれど、ここまでがっつり埋められていると悲しくなりますね・・・
砲座からは関門海峡が見えないので砲台両端から100m離れた場所、2ヶ所に観測所が設置されていましたが、現在残っているのはこちらの左翼観測所のみ。
観測所の下には司令室がありますが、こちらも塞がれています。。。
観測所から住宅街まで下りると、もう一つの遺構が現れます。
こちらは自家発電装置を内蔵していた火力発電所。
(現地の案内板によると、明治時代は電灯機関舎と言ったそう)
この火力発電所は、海峡を照射する為に北側の中腹に設置された探照灯に電気を供給していました。
・・・と、ここまでが初回調査分ですが、この時にうっかり探照灯台座に立ち寄るのを忘れておりまして・・・
以下、昨年12月に再調査した写真を追記致します。
現地には立派な説明板も。
刻まれた地名。
そして、傍にある謎のもの。
ベンチ的な・・・休憩所でもあったのかな。
最後は木々の隙間から望む景色の写真を。
最後まで読んで頂き、有難うございます。
【撮影機材】
Canon EOS 6D
Canon EF17-40mm F4L USM
TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di VC PZD (Model A010)
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