esports業界で働いてるデザイナーって何してるの?
こんにちは。
Akiphicです。「あきふぃっく」と読みます。
ウェルプレイドというesports専門企業でデザイナー兼テクニカルディレクターとして働いています。
ブログも記事も人生の中で一回も書いたことがないのですが、2020年、いろいろ挑戦してみよう、という気持ちでゆるっとふわっと執筆します。至らないところしゅんごいあると思います。お許しくださらないでください。
そもそもこのnoteを書こうと思ったのも、esportsが今注目されてる中で、「裏方の僕らも頑張ってるぞー!」っていうのを伝えたいなーという気持ちが強くなったからです。
自己紹介
1993年1月10日生まれ 27歳 独身
趣味:ギター・作曲・映画鑑賞・ゲーム
学生時代、某芸能事務所所属で4年間ほど歌とダンスのパフォーマンスを磨いてきた。退所後はデザイン専門学校に通い、卒業間際にナレーション事務所に入ったりやら舞台俳優目指したいやらで紆余曲折。某カラオケ店でのアルバイトを経て、esports専門のイベント企画運営会社ウェルプレイドに出会う。(現在勤続4年目)
趣味のギターで、Ibanez FLYING FINGERSギターコンテストでセミファイナルまで選出されました。
この書き方だと突然ゲーム業界来たな、っていう見え方してますが、そうなんですよ。突然ゲーム業界来たなっていう感じなんですよね。
よく言う「もともとゲーム好きだったので」は大前提としてあって。僕がesportsで一番心がときめいたのは、「自分で作ったデザインが・自分の好きなゲームで・世界中に配信される」ことでした。この辺の体験はまた別の機会に、詳しく書こうかなと思います。
さてお次。一貫してクリエイティブ、表現することに携わる人生を送ってきた私ですが、今esports業界でデザイナーをしてて、どないなことやっとんねん、の内容に、「いってみましょおおおおおおおお」
実際に作るもの
esports業界でのデザイナーなにしてるねん。簡単にまとめました。
・ロゴ制作
・キービジュアル制作
・ウェブサイト制作
・配信画面に出てくるデザインが含まれてるもの全部※
(テロップ・スライド・ゲーム観戦画面・トランジション等々)
・演出も考えます
・グッズ制作
・動画制作(オープニング・PV・インタビュー動画等々)
・SNS告知用の画像制作
・メディア掲載用の画像制作
・図面制作
・提案資料リデザイン
・なんか他いっぱいまだある
普通のデザイナーと比較すると、一個特殊な部分があります。それは・・・
ゲームの世界観を理解していないと制作が出来ない。
質感様々なUIデザイン、それぞれの世界観があります。
そのゲーム、どんな世界観でどんなデザインが施されていますか?
開発元の制作者が、どんな思いでこのデザイン作っていますか?
これめちゃくちゃ重要ですよね。
これ大前提なんです。esports盛り上げるからと言って、第三者のデザイナーが好きにやって好きに作ってちゃいけません。熱量もって一緒に盛り上げていきたい心が、デザイナーにも必要です。
それだけか?いいえ。まだまだ大事なことはあります。
ドドーン!勝利!あなたの勝ち!
そのゲーム、特殊な演出入るときどういう画面になりますか?
UIはどこに配置されてますか?
これを知らないと、配信に映す対戦画面はレイアウトできません。
カードゲームだった場合は?相手の手札のカード、どこに映そう?そんな具合に悩むわけです。
こういった研究もしっかりするために、プロジェクトメンバーでゲームをやり込みます。
どういうときにプレイヤーが感動体験を得られるか。であればそこ強調したほうがいいんじゃないか。。。等々様々な議論を、ディレクターと交わして作り上げていきます。
これがスタートライン。
どんなIPタイトルでも、そこにはファンがたくさんいる。そのファンも大事にしたいし、増えてほしい。いろんな想いが制作時にはあります。
エモい部分はこういうところから発信されていきます。
esportsを"デザインする"とは
esports業界でデザインをしていて思うのは、如何にかっこよく演出して、称えられるという感動体験を、どれだけ多く作れるか。それが、esports盛り上げる一つのキーだなと思います。まだ言語化浅いですけど。
選手が「なんかすごい大会にエントリーしてしまった」だったり、「ここで優勝したい」と思われたり。そう思う要因って、どこだろうと考えたときにきっと演出だったり、それこそデザインの部分も"大きく関わっています"。
最後に
僕が思うデザインというのは、「迷わせない」「誘導させる」「体験してもらう」だったり、割とUXに近いことを意図的にできるようにすることだと思っています。(例えば、お化粧室の男女のマーク)
その体験にプラスして"ゲームの世界観を理解した上で"演出し、体験できるものが、「esportsのデザイン」と呼べるんじゃないでしょうか。
esports業界が気になるクリエイターの方はぜひ、参考にしていただければなと思います。
また、裏方はこんなんやってるんだなーと少しでも響いていただけたら嬉しいです。
ありがとうございました。
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