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オカリナ伝道師 井仁教室スクールマスター 藤井義信さん

 5月13日、春らしい風が心地よい、田植え前の水を張った田、山、空がコラボした素敵な顔を見せる井仁の棚田に、お邪魔した。
私は、安芸太田町に来て、5年目になるが、初年度は、良く井仁にお邪魔したものだ。
 今まで、見たことが無い、不思議な世界観がそこにはあったからだ。
戸河内から上がると、最後にレトロなトンネルがある。
そのトンネルは、一台しか通れず、先方から対向車が来れば
『どうするのだろう?』
『どっちかがバックで下がらないといけないな?』
 そこは、思いやる気持ちを持たないと通れないトンネルなのだ。
井仁に入るためのテストを受けているようでもある。そして、そのテストに合格したものが、井仁を感じることができる。
 そのトンネルを抜けると、空が広がり、素晴らしい棚田が存在する。その棚田は、季節に寄って違った顔を見せる。
田植えの時期、稲穂が育った時期、雪が降った時期と…。
 そんな井仁の棚田に惚れ
『ここで、オカリナ教室をしたい!』
と思い、それを実現した広島市内在住の藤井さんが第二号の『あきおおたびと』です

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あきおおたびと(以降A)
A:こんにちは、今日は、宜しくお願い致します。さて、藤井さん、自己紹介して頂けますか?

藤井 義信さん(以降F)
F:広島在住で、49歳のオカリナ演奏家、オカリナ教室指導者の藤井です。

A:オカリナと出会われたきっかけは何ですか?

F:最初は、現在の私の師匠であります下原陸人先生のオカリナ教室に来て欲しいと言われ、オカリナ教室に参加したことです。


A:自分からオカリナをやりたいと思ったのでは無いのですか?

F:そうなのですよ。自分は、全く関心がなかったですよ。音楽関係については、興味がなくて小学生からテニスをしてきましたからね。最初は、S先生に、とにかく出てくれれば良いからと言うことだったので、お世話になっている方の為だと思って参加しただけなのです。

A:音楽よりスポーツが好きだったのに、どこで、オカリナに夢中になったのですか?

F:参加していて、オカリナを吹く時に、余りにも出来なかった不味いと思って、練習を繰り返していたのです。そのうちに、面白くなってきた。そして、オカリナの魅力を感じてしまったのです。

A:その気持ち良く分かります。私も、そう言った経験がありますからね。
そこで、少し気になるのですが、オカリナ教室、オカリナ演奏だけで生計を立てていらっしゃるのですか?

F:いえいえ、メインはケーキの仕事です。オカリナ教室、演奏会の出演が増えてきたので、正社員からバイトに変えて貰ったのですよ。

A:正社員を辞めて、バイトをしながら、オカリナにのめりこんでいかれたのですね。凄いです。少し、話はずれますが、ケーキ作りのレベルは?

F:まあ、何十年もしていますからね。ケーキ作りは出来ますよ。最近は、イニミニマニもの友松さんと一緒にケーキを作っています。このケーキで、練習後、生徒の皆さんとミーティングしたいなと思っています。

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A :それは、楽しみです。井仁教室では、藤井さんの手作りケーキも食べられる可能性があると言うことですね。私も、生徒になりたくなってきました(笑)
さて、井仁教室の事が出て来たのですが、他にも、教室をされていますか?

F:広島市西区の観音でやっています。

A:大変失礼な質問ですが、オカリナと言う楽器自体が全く分からないので、オカリナについて教えて頂けませんか?

F:これが、教室で使って貰うオカリナです。教室では、このオカリナを購入して頂きます。値段は19250円からです。オカリナの吹き方をスタッフの米田さんが、丁寧に実演指導を受けました。

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A:素敵な音色ですね。(数種類のオカリナを吹いて頂きました。)

F:私の教室では、このオカリナを使って貰って、一コマの指導で一曲は吹けるようなって貰います。

A:なるほど。少しは、オカリナの事が理解できました。ありがとうございました。
さて、どうして、移動のリスクがある安芸太田町の井仁で教室を開かれたのですか。

F:一つは、井仁の風景ですね。この風景に惚れました。そして、ここで、オカリナを演奏すると、音色が違います。そして、このイニミニマニもの空間の素晴らしさと友松さんの人間性ですね。それらの全てに魅了されて、ここで、教室をしたいと強く思いました。

A:安芸太田町の自然と安芸太田町の人に惚れた。嬉しいですね。私も、同じです。安芸太田町地域おこし協力隊後、矢野に自宅がありますが、ずっとここで活動しています。

Aさて、現在、井仁教室のスクール生は何人ですか?

F:4名です。

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A;もっと増えると良いですね。米田さん、どうですか?入校されませんか?(笑) 

A:さて、藤井さんがスクールで大切にされているコンセプトは何ですか?

F:先ずは、5名以下で丁寧な指導を心がけています。ですから、一回のレッスンの最大数は5名までとしています。それから、60分間のレッスンに集中して頂ける工夫しています。そして、レベルが向上していけるようにしています。

A:なるほど、少人数で十分指導が行き渡るようにしている。そして、日々、レベル向上が分かるような取り組みをしている。しかし、レッスンだけでは、モチベーションが上がっていかないでは無いですか?
何か、取り組みをされています?

F :はい、年に1回定期演奏会をしています。これが昨年の演奏内の様子です。

A:なるほど、レッスンだけでなく、人前で聞いて頂く機会を提供していると言うことですね。素晴らしいですね。レッスンのコンセプト等は十分に分かりました。
では、今後の目標等がありましたら、教えて下さい。

F :スクール生を増やしていきたいですね。特に、井仁教室では、木曜日の14時からスクールを開始しています。

A:井仁スクールでは。1日でどれくらいのスクール生を指導できますか?

F:1日に3コマはできるので、最大15名の指導は出来ます。その他、個人レッスンをしていますので、受講生のニーズにある程度対応できるように考えています。また、井仁教室の場合は、レッスン後にミーティングをするようにしています。これは、イニミニマニモの協力があって出来ることです。井仁教室の特典ですね。

A:スクール生を増やす為に、あきおおたDoでもご協力出来ることはさせて頂きます。

F:宜しくお願い致します。

A:最後になりますが、今後の大きな目標等があれば教えて頂ければと思います。

F :とにかくスクール生を増やしたいですね。そして、井仁の棚田で演奏会がしたいです。演奏会につては、計画をしています。そして、是非とも井仁教室に入入校して下さい。心よりお待ちしています。

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A:今日は本当にありがとうございました。

 未曾有のコロナが猛威をふるう時に、取材なんてと思われることでしょう。
しかし、安芸太田町の井仁は、全くそのようなことが起きている事を感じることが出来ない程、平和な風景が広がっています。

  そんな中、今回、広島市内在住の藤井さんが快く取材を受けてくださいました。

 この取材で、私は、藤井さんと言う人物が少し理解できたかなと思います。本当に少しだけですよ。

 とても、優しい口調で受け答えしていだきました。また、実技指導では、優しく分かりやすい指導をして頂きました。藤井さんのオカリナ教室に入校したいと本気で思いました。(入校したいけど、余りにも忙しくできないかな?) 本当に魅力的な方でした。

   さて、今回、安芸太田町在住ではなく、広島市内在住の方を取材したのは、なぜ、安芸太田町でリスク(移動、交通費、時間)ある中、教室を開校されたのか?    とても、興味があったからです。その理由を知りたかったからです

 今回の取材で、その理由が良く分かりました。ずっと、地元で生活している人には見えない、心を動かす事(人情、自然)が安芸太田町に存在することが再確認できました。外者から見ると、安芸太田町はとても素敵な町なのです。  

 『あきおおたびと』は、安芸太田町に住む人の魅力も発信しますが、安芸太田町の素晴らしさを再認識させて頂ける人にも焦点を当てていきます。

 今回は、オカリナ伝道師 井仁教室スクールマスター 藤井義信さんでした。    

 藤井さん、誠にありがとうございました。そして、取材会場を貸して頂いた、イニミニマニモの安芸太田町地域おこし協力隊OB友松さん、本当にありがとうございました。

※井仁教室、その他、藤井さんの教室に関する資料を添付していますので、参考にして下さい。

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文責 ソーシャルビジネスマネジメント合同会社

   CSR事業部 あきおおたDo実行委員会 

   代表社員  笠井 清孝

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