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プロジェクト開始・運用時に必要な言語化-仮説でサマリを書き切ろうね-


0.はじめに

プロジェクトが開始したタイミングで、「最終報告」と「次回報告」のゴールをに設定し、どのような言葉をもらい具体的に何を意思決定してもらうかを先に整理しておくことが極めて重要

このとき、鍛錬されていない状態で頭の中で何となく最終的な成果物のイメージをすることが、遅延の要因となりがちである。

「頭の中では分かっているつもり」「なんとなくできそう」というレベルのイメージでスタートしてしまい、実際の報告用の事実を集める、関係者にヒアリングをしていく、という段階で、「想定していた報告・成果物と大きく異なるからそれで辻褄を合わせよう」という事態に往々にして起こる

結果、プロジェクトのゴールと徐々に乖離が始まり、そして、積みあがれど、ゴールからは程遠いということが起きる。

こうした失敗を防ぐ上では、プロジェクト開始時点には「最終報告書」のサマリ(1-2枚程度を想定)をざっくりでも書き切ってしまい、都度の報告会の中ではスケジュールと当時のサマリと照らし合わせながら修正点と自己認識することが重要

この方法でもファクトを集めると当初想定とは異なることが普通に起こるが、少なくとも「だらだらした遅延」を防ぐことができるはずである(そもそもの分岐が仮説と異なれば、作業が増え、多少の遅れは出うる。ここでの「だらだらした遅延」とは、特段の仮説もなく、「あれ、これが見つかったから、これもやらないと」、「要件定義してたけど、ここ聞いてないから追加で聞きに行き、要件定義を再度洗いなおそう。何回か聞けばわかるだろう」のようにゴール

そして今回、このサマリを書き切る重要性と、書く上でのポイントをご紹介しようと思う。

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