空売りは悪?
こんにちは、堀北晃生です。
会員様よりこのようなご質問を頂きました。
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私はまだ空売りをしたことがありません。
空売りというと、怖いイメージとなんとなく、悪いことをしているかのような罪悪感を感じます。
株が上がれば喜びますが下がって喜ぶことに抵抗があるのですが、これはどのように捉えたらよろしいでしょうか?
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素晴らしいご質問ありがとうございます。
確かに空売りというとネガティブなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、これは取引の順番の問題であり、空売り自体がいいとか悪いとかそういったものではないということです。
ここでわかりやすいたとえをもって説明したいと思います。
ここにA社とB社がいます。
両社ともにスーツを販売する会社です。
A社は、
・スーツを10着仕入れた(買い)
・そのスーツにあうお客さんを見つけ販売した(売り)
B社は、
・お客さんに合うスーツを聞いて注文をもらった(売り)
・お客さんに合うスーツを注文した(買い)
A社はとにかく大量に仕入れて、ほしいお客さんにすぐに提供するには適した方法です。
しかし、お客さんのサイズが合わずに、せっかく欲しい人に売り切れやサイズが合わないことのリスクがあります。
B社は受注型の販売方法です。
まずは注文を取って販売をしてから、その人にあうスーツを作って納品する方法です。
確実にニーズにあったスーツを届けられるのですが、販売後商品到着まで時間がかかるというデメリットがあります。
このA社とB社は同じスーツを販売する会社です。
A社は大量に仕入れて販売する買い戦略の方法。
B社は受注をしてからオーダーする売り戦略の方法。
この2つのやり方を見てどちらがよい、悪いなどあると思いますか?
どちらも一長一短がありますが、どちらを選んでも結果としては変わりません。
このように株の取引も買いを先にやるのか、売りを先にやるかの問題であって、売りだから悪いとかそういったことは一切関係がないということです。
取引の順番を売りが先、買いをあとにするというのが空売り戦略です。
まずは株を買いたい人に株を借りてきて売る。
借りてきたものは返さなければいけないので、マーケットから安く仕入れて返済する。
たったこれだけです。
マーケットから安く仕入れられれば利益になりますが、市場が高くなれば、その分損をしてしまいます。
スーツを10万円でお客さんへ販売したのに、なにかしらの影響で仕入れ値が11万円になったら1万円の損ですよね。
しかし、数カ月後マーケットが安くなり、6万円で仕入れることができたら4万円の利益です。
空売りはこの仕組と全く同じです。
このように仕組み自体を理解できないと、あたかも悪いことをしているかのような錯覚になります。
しかし、取引の順番を理解すると、空売りに対する理解が深まり、選択肢が増えるのではないかと思います。
相場は人間の呼吸のように、上昇することもあれば下落することもあります。
下落する時に空売りで利益を上げるこを、集中して学べる機会があります。
ぜひまだ空売りを実践していない方は、一緒に学んで結果を出していきましょう。
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追伸:
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