天罰が教えてくれたたった一つの教え
こんにちは、堀北晃生です。
私の恥ずかしい経験を一つご紹介します。
投資の世界に導いてくれた、投資の師匠がいました。
金融工学の基礎知識や財務分析、テクニカル分析、キャッシュフローなど。
さまざまな投資のノウハウを学びました。
おかげさまで、やればやるほど運用成績はあがり、今までの自分では想像もつかないような、資産を手に入れることになりました。
もともとお金がなくて苦労していた時期が長く、人から認められることがなかった劣等感の塊であった自分が初めて優越感を感じることができました。
しかし、自分の器以上のお金を手にすると良くないことが多々出てきます。
それが、慢心です。
自分に「自信」を持つことは大切だと思いますが、自信過剰になりすぎることもよくないことです。
私は、投資でたくさんの資金を手にしたことで、謙虚さのかけらもないような態度を取ってしまいました。
今考えると恥ずかしくて、想像もしたくないのですが、人として恥ずかしい態度でした。
自分ではこのような幸せがずっと続くと思っておりましたが、現実はそう甘くはありませんでした。
・信じていた投資の師匠は詐欺師
・立ち上げたビジネスがトラブルまみれ
・出産2ヶ月前に会社が倒産
こういったことを経験しました。
天から罰を与えられたかのような苦しい時期を過ごしていました。
お金もない、未来に対して不安しかない時にやることとしては、とにかく本を読むこと。
普段読まないような本もたくさん読みました。
ここで多くの気付きがあったのですが、当時読んでいた本が一つでてきました。
それが貞観政要(じょうがんせいよう)でした。
▼貞観政要
貞観政要は、ときのリーダーが愛読していた名著です。
鎌倉時代の北条政子や江戸時代の徳川家康。
さらに明治時代の明治天皇が愛読されていました。
そこで重要な名言がたくさんあるのですが、
「謙虚にそして慎重に」
という意味の言葉が繰り返されていました。
長期的な繁栄をもたらすリーダーとして、この謙虚さがないと続かないということです。
人の上に立つ人もリーダーですが、自分の資金をマネジメントする投資家もお金のリーダーです。
共通して言えることは「謙虚さ」だということ。
これがなければ長期的な成長はありえないということです。
もし自分が謙虚さに点数をつけるとしたら、何点くらいですか?
この謙虚さ指数が高ければ高いほど、良質な情報が集まってきて、最適な意思決定が最終的にできると思います。
自分の思い込みや違う考えを排除しているようでは、これからの新しい時代を切り開くことは難しいと思います。
貞観政要が教えてくれた「謙虚さ」こそが、ビジネス、投資、スポーツなどあらゆる分野で活躍できる基礎となるはずです。
追伸:貞観政要は心の影響を与えてくれる、貴重な名著でした。
一人の時間を作って読んでみると、面白い気付きがあると思います。
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