基礎編

デザインを勉強したいひと向け(表現基礎編) [一部更新 2022.3.1]

年末駆け込みですが第2弾です。デザイン初心者、デザインの基礎を学びたい人向けです。主に表現の基礎をざっと学べる本を選びました。本を読んだだけでは「デザインできる」ようにはなりませんので、わかった気にならずに実際に手を動かして表現してみるのがだいじですね。
本は自分の本棚からピックアップしたのですが、すでに絶版のものも含まれています。古書で買えるものもあるのでよろしければどうぞ(デザイン書って売れないのでしょうか…)。本が古くても基礎的な内容はいまでも通用します。
(以前facebookへ投稿したものをベースに一部、編集してリスト化したものです)

▼鉛筆デッサン:

鉛筆デッサン基本の「き」 やさしく、楽しく、デッサンを始めよう
鉛筆デッサンは「描く」トレーニングというよりも「観る」トレーニングです。対象を観察して、自分の身体を通したあと見えたもの感じたものを手と鉛筆を使って紙に定着させる経験がデッサンです。

▼観察スケッチ:

気になるモノを描いて楽しむ 観察スケッチ
モノを観察することに重点を置いて構成されています。見たままを写す鉛筆デッサンとはやや異なり、モノの特徴や構造、観察で気になったことなどを味わいつつ、楽しみながら描いていきます。

▼はじめに手に取る入門書:

かたち・色・レイアウト: 手で学ぶデザインリテラシー
武蔵野美術大学デザイン情報学科の1年生の教科書。手作業で学ぶ10の課題。

デザインの教室 手を動かして学ぶデザイントレーニング(CDROM付)
付属CD-ROMに各レッスンのIllustratorの素材と完成ファイルを収録(kindle版はダウンロード方式)。
デザインの授業 目で見て学ぶデザインの構成術
デザインする技術 ~よりよいデザインのための基礎知識

[デザイン・ルールズのシリーズ3冊]

デザイン・ルールズ デザインをはじめる前に知っておきたいこと [新版:追記参照]
デザイン・ルールズ『文字』—文字とデザインについて知っておきたいこと[絶版]
カラー・ルールズ 色とデザインについて知っておきたいこと[絶版]
良いシリーズなのですが絶版です。古書は手に入ります。
やさしいデザイン—誰でもかんたん、レイアウト・配色・文字組(絶版)

グラフィックデザイン基礎講座-プロの現場のノウハウが全て学べる

▼色彩:

ちゃんと知りたい配色の手法 (MdN DESIGN BASICS)
色の名前事典507
プロが色指定に使う正式な色見本(DICカラーガイドなど)ではないのでご注意ください。正確な色指定はできませんが様々な色を知るための参考に。
プロ用は例えばこちら DICカラーガイド色見本帳

▼レイアウト:

伝わるデザインの基本 増補改訂版 よい資料を作るためのレイアウトのルール
情報デザインベイシクス—DTP・プレゼン・ウェブを始める人のために

▼インフォグラフィックス:

インフォグラフィックス—情報をデザインする視点と表現
インフォグラフィックス デザイナー 木村博之さん(チューブグラフィックス)の本。考え方や表現方法などが全部入った充実の1冊。

▼図解:

デザイン仕事に必ず役立つ 図解力アップドリル
はこだて未来大学 原田泰先生の本。ドリル形式で問題を解きながら学べます。
ウォールストリート・ジャーナル式図解表現のルール
手描きで考え、伝える 図解表現使いこなしブック
かんたん図解の本。

▼アイデアスケッチ、ビジュアルシンキング

デザイナーのラフスケッチ デザインのアイデアを形にする過程
デザイナーのアイデア戦略 発想を生み出すデザインのスケッチ実例集
線の演習—建築学生のための美術入門

歩く・見る・描く・デザインする—スケッチで脳を触発しよう
1分スケッチ!
かんたん気軽なスケッチ。
4日で使える 実践! 超ビジュアルシンキング

▼その他(ロゴ,記号・空間)

にっぽんのロゴタイプ100+

イメージと意味の本 記号を読み解くトレーニングブック
「イメージ」を読み解き扱うためのトレーニング。
空間練習帳
空間を扱う練習。
問題解決ができる、デザインの発想法

▼デザイン史ほか

増補新装 カラー版 世界デザイン史
絵ときデザイン史〈歴史が苦手な人、食わず嫌いの人も、これなら覚えられる! 画期的なデザイン史の本! 〉
デザイン史は教養として知っておくと、いまのデザインの立ち位置がわかります。デザインに深みが出ますよ。
なぜデザインが必要なのか——世界を変えるイノベーションの最前線

デザイン思想・教養編は(余裕があれば)後日に。

更新履歴:

・追記:絶版だった本に[新版]が出ました。(2018.3.27)
 「
デザイン・ルールズ[新版] デザインをはじめる前に知っておきたいこと
・「
気になるモノを描いて楽しむ 観察スケッチ」を追加しました。(2022.3.1)
・目次をつくりました(2022.3.1)


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