ビジネススクールで「鉛筆デッサン」の授業をしました。
(多摩美術大学 吉橋研究室/サービスデザイン ゼミ 2019.12.1 より転載)
青山ビジネススクール(ABS)の専門科目「マーケティング演習Ⅰ」(担当:黒岩健一郎 教授)において「鉛筆デッサン」の演習を担当しました。
絵を上手に描く練習ではなく「観察」のトレーニングを意図して授業を設計しました。対象物の見方や鉛筆の使い方の簡単な説明のあと用意したモチーフ(パプリカ)を描きました。
夜間に蛍光灯の下で描くというデッサンの初学者には少々難しい条件でしたが、限られた時間の中で、受講生のみなさんはパプリカを見つめて思い思いに鉛筆を走らせていました。
後半には、特徴のあるいくつかの作品を選んで「講評」と、経験の「リフレクション」を行い、ビジネススクールの教室が少しだけ美大の空気に染まりました。
1回だけの短時間の演習だったため目に見えた効果はわからなかったのですが、後日、別の課題で観察から多くの気付きが得られていたとお聞きしました。観ることのトレーニングの効果であればうれしいです。
デザイン思考だけでなく、創造的なマインドセットや観ることや表現することの基本的なスキルが、日本のビジネススクールでも扱われるようになってきました。
▶授業の様子がABSのサイトに掲載されています。https://www.aoyamabs.jp/progra…/iframe/guest_speaker_44.html
(写真は許可を得て掲載)
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