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でき太くん三澤のひとりごと その174

◇ 「人間って本当に不思議な存在です」


近年、藤井聡太さんの影響でモンテッソーリ教育が脚光を浴びているようです。

最年少で偉業を成し遂げた藤井聡太さんが、どのような教育を受けてきたのか。
これは、だれもが気になることだと思います。

一体どんな教育を受けてきたのか。

どんなトレーニングをしたのか。

どのように子ども時代の藤井さんと、親御さんは接してきたのか。

これらの情報はだれもが知りたい内容だと思います。


そのひとつに、冒頭コメントしたモンテッソーリ教育がありました。

だれが調べたのかはわかりませんが、実はモンテッソーリ教育を受けている有名人は海外にもたくさんいて、Facebookを立ち上げたマークザッカーバーグや、Amazonを立ち上げたジェフぺゾス、マイクロソフトのビルゲイツもモンテッソーリ教育を受けていたということです。

そうすると、世間の注目はモンテッソーリ教育に集まります。

「これを実践すれば、わが子も藤井聡太さんのようになれるかもしれない!」

そう思った親御さんは皆、モンテッソーリ教育をわが子にも受けさせたいと考えるようになります。

この心理は、私にもわかります。
だれもがわが子には幸せになってほしいと思っているからです。

わが子が藤井さんのように自分のやりたいことをやって、成功してほしいと願っているものです。

しかし私たち人間というのは、実に不思議な存在で、藤井さんのように幼少期からモンテッソーリ教育を享受したとしても、すべての人が成功するというわけではありません。

成功する人もいれば、成功しない人もいます。


同じ教育を受けているのに、なぜ結果が違うのか。

この違いはなぜ生じるのか。


この違いは、だれもが気になるところだと思います。

この違いが生じる原因として、私が最初に思いつくのは、先生の質だと思います。

モンテッソーリについて大学でちょっと勉強した程度で幼稚園の先生になっている方もいますし、アメリカなどに留学し、しっかり認定資格を取得している先生もいます。

同じ教育でも、先生の質によって享受する内容、レベルは天と地ほどの差が出てくるのです。

しかし私は、それ以上に、もっと重要な問題があると思っています。

それは、私たち自身がその教育方針やメソッドを、どこまで信じているのか、どこまで求めているのかということです。
もし本当に本物を求めているなら、先生の質の違いに気づくと思います。

なぜなら、心の底から本物を求めている方なら、モンテッソーリ教育というものについて、自分自身で調べ、探究し、情報収集をしているからです。

現代は、本物を見極めるだけの情報の多くが与えられていると思います。

そしてそういう方は、本物を求め、本物に近づき、本物が指導する内容を、確実に日々実践していきます。
休むことなく、しっかりとメソッドを「継続」していくのです。

これが数年後、「結果」となって現れてきます。


私たち人間というのは本当に不思議なものです。

モンテッソーリという素晴らしい教育を享受することができたとしても、そこにかかわる私たちに主体性がなければ、思うような結果が得られないことがあるのです。

そう考えると、先人が築きあげた素晴らしい教育をしっかりと享受し、自分が理想とする生き方や、輝かしい未来を手にするには、いかに私たち自身が主体性を持つかということがポイントとなるように思います。

今回はたまたま「モンテッソーリ教育」を例に出しましたが、このことは他のメソッドでも言えることだと思います。

シュタイナー、鈴木メソッド、でき太くん。

すべてに通じることだと思います。


「主体性」と「継続」。

この2つが重要なポイントだと思います。

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