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でき太くん三澤のひとりごと その91
◇ 問題との向き合い方
人生には必ず問題が起きてきます。
すぐに解決してしまう問題。
なかなか解決しない問題。
深刻な問題。
いろいろな問題があります。
私はどちらかというと問題と向き合うとき「回避型」を選んでしまう傾向があるように感じています。
自分の目の前に問題が起きたとき、積極的にその問題を解決するために働きかけるのではなく、その問題が風化するのを待つといいますか…
問題を解決するために「悩み」はするのですが、結局問題を解決するために行動をしない。
「悩む」という、自分に言い訳をするような行動をして、問題を「回避」しているわけです。
悩んでも行動しなければ問題は解決しません。そして、問題は何を解決しようとして現れているのか、問題の本質を見つめるという行動を起こさない限り、問題は解決しません。
私にはそういうものを「回避」してしまう傾向があります。
私はそういう自分の傾向を自覚していますから、目の前に問題が起きたときは、回避型を選ぶのではなく、積極的に問題を解決の方向に導けるように働きかけるようにしています。
そうしないと問題が解決しないばかりか、自分は何も変わらないという現実を体験し、自己肯定感を低くするだけだからです。
日々の私の表面だけを見ている人は、私が「回避型」を選んでしまう傾向があるようにはだれも感じないと思います。
なぜなら、目に見える私は問題を解決するために日々行動しているからです。
でも、内面は「回避型」を選んでしまう傾向があるのです。
普段コラムでみなさんにいろいろなことをお伝えしている私も、実際は日々自分の内面と向き合って、少しずつ自分を成長させようと働きかけている発展途上中の人間なのです。
ただ発展途上中とはいえ、これまで様々な問題を解決してきましたから、そこから得た経験があります。
毎週お届けしているコラムは、その経験の一端です。
もし今、みなさんにも問題が起きていて、仮に私と同じような「回避型」を選んでしまう傾向があるなら、明日ちょっとだけでも問題を解決するための行動をしてみましょう。
これまでの自分だったら、しないような行動。
(私の場合は、あまり人には相談せず、自分で問題を抱え込むので、信頼できる人に相談してみたりします)
それをちょっとだけ実行してみる。
ちょっとでも、そのちょっとを積み重ねていくと、大きな改革になりますし、問題は何を解決するために現れているのかが見えてきたりします。
そして問題を解決するときにもうひとつ大切なことは、まずは「相手に変化を望まないこと」です。
相手に変化を望むというのは、問題を風化させてしまう確率を高めるだけでなく、相手に対する印象を悪化させてしまい、余計に問題をこじらせてしまうことがあります。
悩むだけ悩んだら、これまでの自分だったらしないような行動を、ちょっとでもいいから実行してみる。
そして、相手に変化を望むのではなく、まず自分を変えていくことを意識してみる。
そうすることで、問題が解決の方向に導かれていく。
私はそういう経験をたくさんしてきました。
そう考えると、問題というものは、これまでの自分とは違う自分へと成長させてくれるものであり、自分が自分だと思っていた殻を壊し、新たな自分へと成長するチャンスとも言えるように感じます。
もしそれでもなかなか解決しない問題があれば、いつでもご連絡ください。
私のこれまでの経験が少しはお役に立つかもしれません。