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でき太くん三澤のひとりごと その178

◇ 2025

2025年がいよいよスタートしました。
政治、経済、教育など、私たちの住む日本はどのようになるのでしょうか。

「2025年の日本はこうなる!」

というように予測をすることができる方もいるとは思いますが、私たちが日々直面する現実は、予測通りにならないことが多々あるものです。

私個人の予測でいえば、まさか石破さんが首相になるとは想像もしていませんでした。これは2024年に起きたことですが、予測と現実はこのように必ずしも一致するものではありません。

予測と現実が必ずしも一致せず、その意味では予測不可能といってもよい現実社会の中で、私たちは子育てをしています。

予測不可能ともいえる社会の中で、子育てをしていくポイントは、どんなに社会が変わっても、価値観を根底から覆されるようなことが起こったとしても、決して変わらないものは何かということを、私たちがしっかり考えることだと思います。

教育面でいえば、10年、20年前とくらべると、環境、ツールは大きく様変わりしました。

子どもたちはタブレットを持ち、調べたいことがあればすぐに検索ができるようになりました。提出物もロイロノートがあれば簡単にできるようになりました。

わざわざ本屋さんに行かなくても、簡単に必要な参考書、問題集も手に入れられるようになりました。

効果的な学習方法、進学実績のある塾なども簡単に検索できるようになっています。

教育面における環境は、本当に大きく様変わりました。


さてここで、私たちが冷静に考えなければいけないことがあると思います。それは、この環境の変化が子どもたちの学力の向上につながっているのかということです。

私の個人的な見解を述べさせてもらえるなら、この環境の変化は、必ずしも子どもたちの学力の向上にはつながっていないように感じています。この私の見解はどうやら間違ってはいないようで、タブレットやデジタル教科書を導入することで、子どもたちの学力は下がっているというデータもあるようです。デジタル先進国ともいわれるフィンランドでは、紙媒体の教科書復活という声もあるようです。

このことからわかることは、教育面での環境の変化は、子どもたちの学力向上に欠かせないものは何か、子どもたちの学力向上に本当に必要なものは何かという本質を考えずに生み出されたものが多々あるということです。

ということは、予測不可能ともいえる現代においては、それをしっかりと見極める視点、深い洞察力、情報収集が、子育てをする私たちには必要なのだということです。

では、どんなに時代が変わっても、子どもの学力向上に欠かせないものとは、一体何なのでしょうか。

私は、それは質の高い自学自習だと思っています。

「質の高い自学自習ができる子が伸びる」

これはきっとこの先も永遠に変わらないことだと思います。

明治であれ、大正であれ、昭和であれ、いつの時代も質の高い自学自習できる子が伸びているのです。

であるならば、まず私たち親が子どもにすべきことは、子どもが質の高い自学自習ができるようにサポートすることだと思います。

今ある優れたツールや環境をも活用して、子どもが少しずつ自学自習できるようにリードしていくことだと、私は思うのです。


でき太くんの算数クラブは、算数、数学ができるようになることを目標としているだけではなく、質の高い自学自習ができるようになることも目標としています。

2025年もみなさんと一緒に、みなさんのお子さんが質の高い自学自習ができるようになることを目標に、日々学習をサポートしていきたいと考えております。


この場で少し告知をさせていただきますと、「でき太くんの算数」は、昨年12月末に高校数学の基礎的な範囲まで完成致しました。
これ以上の内容については、今後は作成する予定はございません。

なぜなら、ここまでの内容をしっかりと習得することができれば、この先の高校数学については「自学自習」できると考えているからです。


完成した内容は以下の通りです。

小学生、中学生でも中学数学体系を終了したお子さんには、以下の内容を順次構成していく予定でおります。

・式の計算
・因数分解
・実数・平方根
・1次不等式
・2次関数(1)
・2次関数(2)
・2次関数(3)
・内分・外分
・三角比(1)
・三角比(2)
・チェバ・メネラウスの定理
・集合
・論理
・データの整理(1)
・データの整理(2)
・場合の数・順列
・組み合わせ
・確率

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