遺産相続放棄


なんかすごい請求書が来たぞ〜!48,394,294円! 母の家系図付き。

亡き伯父さんの借金が3億強。相続する権利がぼくにもあって、放棄していいよ、ということ。一括で払ったろうじゃねぇか、オレを誰だと思ってんだ〜! 泣く子も黙るナンちゃんだ〜!

無理、無理。即、相続放棄です。

それにしても、母の家系には興味があったというか、ぼくは数えるほどしか会っていないこともあって、時々気にはなる。土地の名義変更で苦労して、というか、苦労したのは司法書士なんだけど、その時に出てきた資料も面白かった。

まず、兄南浩昭の死亡日。推定になっているけど、行方不明になった日の夜だと思う。豊橋港に車ごと飛び込んだのは。見つかったのがひと月後。

母南春子は、死亡時は南春子だけど、出生名が裴春子。「冬のソナタ」のヨン様、ペ・ヨンジュンさんのペ。加トちゃんペのペ。結局公文書の記録がそうなっているだけで、母の死亡日はぼくが朝仕事に出かけて、夕方戻ってきて、「あれ、今日見てないな」と気づいた日の朝方、あるいはその数時間前だと思う。別棟の母の家に入るまで、母が死んでいることに気づかなかった。つまり、死の瞬間を見ておらず、変死扱い。母の銀行口座の出し入れを調べられたり、警察に呼ばれて変なこと聞かれたり、遺体は3日持っていかれて、でも、ぼくがアマゾンで買った棺桶にいれるのを警官は手伝ってくれた。お礼にミスター・ドーナツをあげた(ホントだよ、いい短編になりそうな気配でしょ?)

推定だけど、母は心臓弁膜症の胸が痛くなってぼく、あるいは救急車を呼ぼうと思ったけど、もういいか、このまま我慢してれば死ねるか、死のう…と思った末の死だとぼくは踏んでいます。

やっと書けるきっかけができた。

あるいは、自分の胸をガンガン叩いて死んだのかもしれない。

また書きます。別枠で。

印税では喰えてない翻訳者だけど、やっぱり書くことがぼくの本職なんだろうな。

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