1-3 あらゆること
中世の学問や宗教が支配していた17世紀頃の欧州では、新たに生まれた近代自然科学は激しい弾圧を受けていた。カトリックとプロテスタントの対立も激化する中、人々が信じるべき対象を見失っている時代ともとれる。
デカルトは真実を追求し続けて『方法序説』を著した。「明証性」「分析」「総合性」「枚挙」の4つの規則。方法的懐疑は今の世界にも大きな影響を与えている考え方だ。
デカルトがあらゆる類の学問を徹底的に学んだうえで作り出したものであるということが肝要だろう。
何か特定の分野を徹底的に学ぶ、ということをこれまでしてこなかったというコンプレックスがどうしても自分の中にはある。乱読しても、知識が体系化していかない。
ただ、「何でもかんでもとにかく読めばいい」「アウトプットすればよい」というわけでもない。記憶の中で知識同士の有機的な結びつきを、それこそ、「記号接地」させていかなくてはならない。
アクティブリコールも大切だ。
あらゆることをアクティブリコールしていく。