見出し画像

きょうだい会#12(20240714)

モノローグから、ダイアローグへ

きょうだい会は「対話の実践の場」です。
前回、「対話は音楽だ」とお話をしました。今日は、どんな対話(音楽)を奏でることができるかしら、と思いながら施設まで来ました。
 
まずはじめに、このテーマについて話し合ってみましょう。
●これまで一番楽しかった「音楽」の体験は?
●もし、「対話が音楽」だとしたら、どんなイメージですか?
 
では、先週の講座の資料から引用してお話をしたいと思います。
対話とは?(ここではいったん)「お互いのことを認め合い、思いやる」こととします。なかなか家族での対話は難しいです。まず、対話をするためには、誰かが何らかの話題を提供(アウトプット)しなければならないのです。これが、「自分語り」になるのですが、自分の内面を語るというのはとても勇気がいることです。

まずはじめの練習は、「自分の内に向かう」ということ。自分の内から思いや考えがフツフツと湧き上がってきます。さらにどんどん内に向かっていくとそのうち、自分の経験や価値観は絶対ではない、ということに気づきます。
 
そして、誰かに聞いてもらうために、複数の人による対話が始まるのです。知識や経験、アイデアを交換しながら、他者と自分の思いを擦り合わせることができ、多様な価値観の人がいることを認め合う、そして、自然に「お互いのことを認め合い、思いやる」ことができるようになります。

<モノローグから、ダイアローグへ>
■モノローグ(自分語り)
話題を提供(一方通行)
自分内から湧き上がる思い・考え
自分の経験や価値観は絶対ではない
 
■ダイアローグ(対話)
複数名により言葉を重ねる
知識や経験、アイデアを交換
他者と自分の思いを擦り合わせる
多様な価値観の人がいることを認め合う
 
実際はそう上手くいくことはないので、いざという時に慌てないように、みんなで練習しましょう。そう、対話というと緊張してしまいますが、音楽だと思うと楽しく学ぶことができるのではないでしょうか。
では、実際にやってみましょう。
 

秋野多乃へのサポートをお願いします。ココロが豊かになるような言葉を紡いでいきます。