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雲外蒼天。投資家との初ミーティング #ランサーズIPOチームよりささやかなTIPS

昨年12月に上場したランサーズにて経営企画室長をつとめている多胡です。
今回はIPO準備に関わる、ささやかなTIPSについて皆さんに共有したいと思ってます。というのも、IPO準備はほとんどの人が初体験だと思うので、しょうもないことから重要なことまで、担当者は「何がベストなのか」悩みがつきないものだと思っています。私自身もそうでした。なので本記事では、そういった自分たちの悩みを共有しつつ、ランサーズIPOプロジェクトメンバーがそれぞれの立ち位置からプロジェクトを進めるにあたっての反省やTIPSについて共有させていただきます。今後IPOを検討されている皆さん(特に現場で実際動き回る皆さん)の参考に少しでもなれたら嬉しいです。

▼ランサーズIPOチームのTIPS リレー
0.ワーママ女性CFOがランサーズIPOを経て学んだ4つのこと
1.雲外蒼天。投資家との初ミーティング
2. ○○○ー乞うご期待ー 

まずは本プロジェクトのプロマネをしていた多胡より、
投資家の方々との初ミーティングについて共有します!

まさに雲外蒼天

私の中で、ランサーズIPO準備が本格化したのは2018年末の証券会社さん主催の投資家向けカンファレンスからでした。ランサーズにとって初めて正式な場で、投資家の皆さまに「我々が実現したいこと、そのために今まで培ってきたもの(会社の優位性、KPI)」を説明させていただく場でした。
(もちろんIPO前なので、全てをお話できるミーティングではありませんが、根幹のビジネスモデルや・競争優位性などについてはきちんとコミュニケーションさせていただきました)
人間初めてのことは楽しいはずなのですが、、、その後1年続く準備期間の中で最もストレスフルだったイベントの1つと言えます(笑)
どの会社さんもそうだと思いますが、私も他社さんの成長可能性資料を拝見して、なんとなく「市場と自社の強みと業績とかを記載するのね!」と理解した気になっていました。ただ実際作成するのは非常に難しく。。。自社で訴求したいことを1つ1つ紐解いて、ランサーズらしい内容にし、それの見せ方(数字・絵)を考え、さらにきちんとCEOにプレゼンしてもらう、というこの一連の作業をやりきるのはかなり骨の折れる仕事でした。実際にその前日夜中までCEOの秋好とあーでもない、こーでもないと議論し、納得いく資料ができあがった頃には、当日を迎えておりました。ただ、この一連の流れを年明けの証券審査・東証審査が始まってから取り掛かっていたら・・・と思うとぞっとするもので、この1年前の少し余裕がある時期に骨子を作成していたのは本プロジェクトにとって非常に良かったと考えております。

※2018年末。数十社との投資家MTGを終えた1枚。
皆疲れ切った顔をしております。

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TIPS①:早めにエクイティストーリーを作成し、投資家面談を開始

まとめ

2018年末時点では、他にも優先順位高い案件がある中で、このような投資家の方向けのインフォメーションミーティングに「今」から少ないリソースを割くのが適切かが分からず、社内でCEO含めチームでかなり議論をしました。結果としては、このタイミングでやってよかった、です。このインフォメーションミーティングでお会いした投資家の方で、その後のロードショーにもご参加いただいた方は少なくありません。

そして本当は海外インフォメーションミーティングやロードショーについても触れたかったのですが、少し長くなったので次回にさせていただきます!

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