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理系が会社に入ったら配属される部署・職種

こんばんは、あきのすけ@素材メーカー中堅エンジニアです。

意気揚々と1発目のnoteを嗜めたあと、体調を崩していました。
その体験談もなかなか面白く、どういった原因だったのか掴むところまでの道のりが勉強になったのでいつかご紹介したいと思います。


さて、今回は理系大学生がエンジニアとして会社に入ったら配属されそうな職種を紹介したいと思います。

というのも、私自身が就活していた時もよく分かっていなかったですし、採用活動でお会いする学生さんもあまりイメージできていない印象です。

私自身は、研究開発は何となくイメージできるけど、工場で働くって何するの?っていうレベルでした。
(ちなみに今の私の仕事は研究開発でもありませんし、工場にもいません)

もちろんマクロ的に見てどんな業界で、業界何位で、どういった社風かといったことも就活時は気になると思います。

しかし、本当に知りたいのは具体的に会社に入ったらどんな仕事をするかだと思います。
いくら俯瞰的に見て良い会社(いわゆるホワイト企業とか)に入ったとしても、本人が目の前で課される業務が趣向と合わなかったら続かないですよね。

また、会社によって職種のローテーション有無、その範囲・頻度は全く異なります。
何が良いかはご本人次第ですが、入社前に認識しておくべきかと。

そういったギャップを埋めたいというモチベーションで今回はエンジニアの職種をご紹介いたします。
それでは、具体的に挙げていきます。


【研究開発】
いわゆる研究所に配属されるやつです。
大学の研究に近く、学生さんからすると1番イメージしやすいのではないでしょうか?

しかし一概に研究開発といっても、10年後役に立つ可能性のある技術を開発しているところ、工場から要望されて今まさに現場で起こっていることを解決しようとしているところ、扱うものは部署によって様々です。

扱うテーマも大小はありますが、同時並行で5個、10個というのが当たり前です。

また、大学生活と比較すると自分で実験することは少なくなり、方案を書き実験は他の人にやってもらうことが多くなります。
何故なら大抵のエンジニアにとって、実験することが目的ではなく『得られた結果を考察し何らかの結果を出すこと』が主たる目的だからです。

この点を社会人生活において早めに理解することが肝要だと私は思います。

【生産技術】
工場の日々の生産に1番近い方々です。
研究開発に続き、就活生に2番人気かなという印象です。(大学生活で研究はお腹いっぱいという動機の人が多いのが少し心配ですが)

モノの流れを知るためにまずは生産技術に配属される人も多いかと。

工場は如何に効率良く、品質万全で、安く物を作ることができるかが勝負です。

毎日操業を続けていると機械のトラブル、品質不良が必ず起こりますのでその原因を技術的に調査し、改善に繋げることが主な業務になります。
実は工場の中はまだまだ現場オペレータの経験や勘に頼っていることが多くあるので、そこをテクニカルに見える化していくということですね。

また、研究開発に成功した製品を大量生産のフェーズに持っていくのも生産技術の仕事です。
研究所と、工場における製造条件は必ず変わってきますのでそこを最終調整して品質を安定化させる必要があります。

現場の最前線なのでものづくりの実感は大きいですが、その分自分の判断が利益・損失に大きく影響するのでプレッシャーは大きいですね。
私も2年目で1000万円級の大損失を起こしました。

加えて、(語弊はありますが)大学の研究は成功確率はあまり気にする必要は無いと思います。
しかし、工場での失敗は不良品、クレームに繋がります。
1000回やって1000回成功する技術、万が一不良が1個出た場合それを確実に見つける技術が求められます。

常に生産が目の前にあるので、期限内の限られた時間で正解を見つける能力、決断するスキルが好まれます。
時間をかけて100点を見つけるよりは60点をタイムリーに取るというやつですね。
私の経験ではこの点が性格的に合う人、合わない人がいるなあという印象です。


【設備技術】
工場にある設備を管理する職種です。
大きく分けると電気系、情報系の設備技術があるかと。

生産技術はものづくりを管理する方ですが、こちらは設備そのものを管理します。
例えば、設備が故障した時の調査・改善の検討を行ったり、定期補修の点検・管理ポイントや消耗品の取り替え・管理などを行います。

また、新たな設備を導入するとなった時に設備メーカーとの打ち合わせ、見積もり、工場内のレイアウトや電気・情報管理を検討します。
設備メーカーの方と仲が良かったり、設備そのものの機構に詳しくなるのは設備技術の方々ですね。

加えて、近年ビッグデータ・AI等が騒がれて久しいですが、我々メーカーも必死に取り入れようとしている状況です。
日々の操業の中で膨大なデータを入手できる仕組みにすること、それを自社のサーバに集約し管理できているのは情報系の設備技術の方々のおかげです。

会社によっては生産技術と設備技術は一括りかもしれません。

〜〜〜

ここまでは何となくイメージできる人が多いかと思います。

続きは後日にしますが、次の記事では学生さんがイメージしにくい職種をご紹介していきます。長
技術営業や企画系、知財とかですね

それでは今日はこの辺で失礼します。

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