星野源さんの『ばらばら』が話題になってるね
みなさん、awai FMのオープニングの自己紹介が変わったのにお気づきでしょうか。 オープニングで何をしている者なのかを言った方がいいというアドバイスを、何人かの方から言っていただいておりまして、今回やってみました。awaiでは元日のランニングのことと、正月太り気にしてる?みたいな話をしているので音声でも聴いてみてくださいね。
星野源さんの『ばらばら』
さて、今日はタイトルにもありますように、星野源さんの話題です。
昨日TwitterX見てたら紅白歌合戦の星野源さんが話題になっていたんですが、みなさん知ってます?歌う曲が変更になったんですか?
歌ってる姿が怒ってるようだとか、 いやいやあれは「無」を表現してるんだみたいな、そんなような話題でXが盛り上がっていたので、実際どうだったんだろうと僕もYouTubeに上がっている映像を見てみたんです。
歌がはじまる前の数秒間の間とか、うたっている表情とか「わ!すげー表現力じゃん」ってなんて思いながら見ていたんですが、歌詞にも注目するとめちゃくちゃ良いですね。しかもこの歌、ファーストアルバムに収録されたやつなんですね。2010年って書いてありました。
最近の書いた歌詞かと思って見てたんですよ。「多様性」って言われているのってここ最近じゃないですか。 2010年って多様性ってワードはこんなに世の中に溢れていなかったと思うんです。そう考えると、星野さんの考え方が改めていいなーなんて思いました。実は星野さんのエッセイを何冊か読んでいたりするくらい、隠れファンなんです。
世界は一つになれない
どんな歌詞かというと、世界は一つになれない、人と人は分かり合えないよって、そんな世界観を表現しています。
「気が合うと見せかけて重なり合ってるだけ」
「本物はあなたわたしは偽物」
ここら辺なんか、鳥肌もんです。
この歌詞は紅白用に変えたって聞きました。僕が見ていた映像は「本物はあなた わたしも本物」ってうたっていて、めちゃくちゃいいじゃん!って思ったんですけど、調べてみるとオリジナルは「本物はあなた わたしは偽物」なんですね。
「飯を食い 糞をして きれいごとも言うよ」
ここなんかも最高よね。そうなんですよね。これ何を表現してるのか、星野さんがどういう意味で書いたのかわかんないんだけど、人の表面的なものを見てるだけでは、やっぱりいいものはつくれないというか、良いものって何なんだろうってそもそも思っちゃうんですけど。
何が言いたいかっていうと、コミュニティとか、場づくりとか、ちょっと素敵なカフェ運営とかって、 キラキラしてて、みんなが楽しい場面が浮かんでくる。みんなが笑顔でとかね。子供たちがいて、大人たちがいて、おじいちゃんおばあちゃんがいて、みんな笑顔でそこで交流してるみたいな、なんかそういう絵をみんな描きがちだと思うんですよ。
人ってそんなに綺麗じゃなくて、ここにも書いてあるけど、飯も食うしクソもするし。人の暮らしの中には、生きるとか死ぬっていうドロドロ欲望みたいなものもあるし、いじわるだったりとかね、ネタミツラミみたいな、そんなようなことって日常じゃないですか。
きれいごとも大事だけどその裏にあるそういう人の本質みたいなものって見ていかないと、そんな一つになろうとか、共生しようみたいなところってできないと思うんです。
そもそも共生って、相手から自分に向かってくる心身のノイズを受け入れたり、許容したりしながら、あなた自身は暮らす覚悟ってありますか?というところですよね。
そういう部分を星野さんの表現から感じました。
1つになれないですよね。 自分の連載の話ばっかりして申し訳ないですけど、宣伝なんですけど笑、過去回に昔は1つになれると思っていたと書きました。何かすれば、努力すれば、人が変われば、自分が変われば、1つになれるに違いないって思っていました。
なんか、色んなことを経験していった結果として、1つになれないし、ならなくてもいいし、でもそこにある大切なものって何なんだろうなっていうことを考えながら、やっぱり自分自身も暮らしていくことなんだろうなって思うようになったんです。それぞれの暮らす場でいろんなものをつくっていくことや暮らしていくことが、その結果として、1つになっちゃってた、みたいな。
こういう意識でそれぞれがやっていった結果として、1つになっちゃってた、みたいなね。 でもそれがずっと続くわけじゃないと思うんですよ。 1日だけとか、1週間、1ヶ月だけ、結果、後々考えてみたら、ああ、あの時1つになってたかもね、みたいな。
いま1つになってますっていうのは、難しいと思うんですよね。あー、そ言ういえばあの時1つになっていあのかもなぁって、そんな考え方があればいいのかなぁって思っています
今日は星野源さんが話題のXを見て感じたことを話しました。
ではみなさん、1月2日ですね。 まだお正月休みまだまだ続きますが、みなさん良いお正月をお過ごしください。
ではまた。