え?CKEditorのwatchdog使っていないの?ヤバイよ!ヤバイよ!
watchdog(監視犬)にちなんで、
Copilotでいくつか柴犬の画像生成してみました。
柴犬は可愛いですね
かわいい!!!
私のテンション上がるから
今回はwatch(shiba)dog(監視柴犬)多めです!すみません。
どうも、あっきーです🍉
CKEditorのエディターがクラッシュする事象があったため、
watchdogの導入を決めました。
いざやってみると、
簡単かつすぐにユーザビリティの向上につながりますので、
CKEditorを利用しているならwatchdogは必須だと思いました🐶
CKEditorのwatchdogとは?
エディターはクラッシュする生き物
実装したソース以外にも、
ブラウザ、CKEditor、サードパーティのアドオンなどにも
バグは紛れ込んでします。
そのバグが原因でエディターがクラッシュすることがあります。
例えば、
「今までは正常に動いていたのにブラウザのバージョンが変わると
エディターがクラッシュするようになった!」
「あるユーザの特定の操作のときにエディターがクラッシュする!」
といったことが起こりえます。
エディターがクラッシュするとどうなるの?
エディターがクラッシュすると、
ユーザが入力した値が消えてしまうことがあります😨
一生懸命に時間をかけて考えた文章も、
エディターがクラッシュして保存できなくなることがあるんです😨
出くわしたらすごいショックですよね。
watchdogがしてくれること
エディターがクラッシュしたとき、
新しくエディターを自動的に再起動して
クラッシュ直前のコンテンツを表示してくれます✨
詳細はコチラに記載あります。
これはwatchdogを導入するしかなくないですか?
こいつやるな!
エディターのクラッシュを実演
以下の記事でCKEditorをアプリに組み込みました。
そのアプリでエディターをクラッシュさせてみます。
クラッシュの方法は
issueに上がっているバグをもとに再現させてみます。
Console見るとエラーが吐かれているのが分かりますでしょうか。
またクラッシュ後は入力するたびにエラーが吐かれています。
gif画像だとわかりづらいですが、
クラッシュ後はキー入力しても反応しなくなったり、
アプリ側のプログラムからエディターの値を取得できなくなったりします。
以下のデモサイトからでも事象の再現はできます。
※ 今後再現できなくなる可能性があります。
(確認日:2024/7/12, CKEditor5 v42.0.0)
How to "watchdogの実装"🚀
それでは、以前の記事で紹介したCKEditorのインストール方法の続きから
実装を進めてみます!
まず実装したソースコード
"EditorWatchdog"をimportします。
[ckeditor.js]
import {
EditorWatchdog,
// 省略
} from 'ckeditor5';
次のように"BalloonEditor.create()"を"watchdog.create()"に変更します。
※ 詳細は後程説明します。
window.CKEditorInterop = async () => {
// .create(document.querySelector('#editor'), editorConfig);
// ==============================
// Watchdog Settings
// ==============================
const watchdog = new EditorWatchdog(BalloonEditor,{
minimumNonErrorTimePeriod: 5000,
crashNumberLimit: 3,
saveInterval: 1000
});
watchdog.on('error', (error) => {
console.log('error');
});
watchdog.on('restart', () => {
console.log('restart');
});
let prevState = watchdog.state;
watchdog.on('stateChange', () => {
console.log('stateChange');
const currentState = watchdog.state;
console.log( `State changed from ${ prevState } to ${ currentState}` );
prevState = currentState;
});
await watchdog
.create(document.querySelector('#editor'), editorConfig)
.catch((error) => handleCKEditorError(error));
};
watchdogの挙動を確認!🚀
クラッシュしてConsoleにエラーが吐かれます。
すぐにエディターが再起動され、
その後は入力してもエラーが吐かれなくなっています。
エディターが正常に動作するようになっています。
ざっくりコード説明
① watchdogのインスタンスの作成
第2引数はwatchdogの設定です。※ 省略可
const watchdog = new EditorWatchdog(BalloonEditor,{
minimumNonErrorTimePeriod: 5000,
crashNumberLimit: 3,
saveInterval: 1000
});
今回はデータが保持されることをgif画像内で表現したかったため、
saveIntervalを初期値から短い時間に変更しています。
設定内容の詳しい説明はコチラに記載があります。
② イベント発生時の処理の実装
watchdog.on("error", (error) => {
console.log("error");
});
watchdog.on("restart", () => {
console.log("restart");
});
let prevState = watchdog.state;
watchdog.on("stateChange", () => {
console.log("stateChange");
const currentState = watchdog.state;
console.log(`State changed from ${prevState} to ${currentState}`);
prevState = currentState;
});
今回はwatchdogの動作が分かりやすくなるように
各イベントにconsole.logを仕込みました。
③ エディターインスタンスの作成
await watchdog
.create(document.querySelector('#editor'), editorConfig)
.catch((error) => handleCKEditorError(error));
ここはwatchdog導入前と引数は変更ないです。
まとめ
今回は単純な設定のエディターへのwatchdogの導入でしたので、
空行含めてたった26行ほどでできました。
難しい設定をしていたらもう少し複雑になるとは思いますが、
やらない理由は見るからないですね!
wathcdogのメリットが伝わると嬉しいです。
ぜひCKEditorを利用していたらwathcdogも検討してみてください!
最後に
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