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過去バージョンのChromeでアプリの動作の確認が簡単できるようになっていた!!

最近、Chromeのバージョンに起因する不具合の調査で
過去バージョンで動作を確認する必要がありました。

が、過去バージョンのインストーラは公式から公開されていないので、
検証ができません!!!😢

みなさんは、こんな時どうしていますか!?

困ったエンジニア

どうも、あっきーです🥑

過去バージョンのChromeを動かせないか、
調べてみたらこんな記事に出会えました。

ちょうど1年前に「Chrome for Testing」てものが
リリースされていたようです。(知らなかった!!😲)

記事にも書いてありますが、
次の理由から特定のChromeのバージョンを動作させることは難しいです😩

1. ブラウザが自動更新される
2. 過去バージョンのインストーラーは公開されていない

バージョン番号を気にせず、
常に最新で安全なChromeを利用できるので利用者にはメリットです。
が!!開発者にとっては世知辛い😩

「Chrome for Testing」が使えるなら、そんな悩みも無事解決です!
それではさわってみましょう🚀


環境

Windows 11
> node -v
    v20.14.0
> npm -v
    10.7.0

Chromeについて 126.0.6478.127

特定の過去バージョンをインストールする

以下のコマンドでインストールできます。

npx @puppeteer/browsers install chrome@バージョン番号

私はバージョン「114.0.5735.133」をインストールしてみます。

> npx @puppeteer/browsers install chrome@114.0.5735.133
Need to install the following packages:
@puppeteer/browsers@2.2.3
Ok to proceed? (y) y

packagesのインストールの確認が求めれるのでy(yes)

Downloading chrome 114.0.5735.133 - 132.3 MB [====================] 100% 0.0s
chrome@114.0.5735.133 C:\Users\xxxxx\chrome\win64-114.0.5735.133\chrome-win64\chrome.exe

インストール終わりました。

ブラウザを起動する

以下のコマンドで起動できます。

npx @puppeteer/browsers launch chrome@バージョン番号

私はバージョン「114.0.5735.133」を起動してみます。

> npx @puppeteer/browsers launch chrome@114.0.5735.133

起動できました😃😃😃😃😃

Chrome for Testing v114.0.5735.133

バージョンを確認してみましょう!

Chromiumについて 114.0.5735.133

指定したバージョンの「114.0.5735.133」で起動できていました!
早い!簡単!!🐨

※ インストールできるバージョンはこちらに記載されています。


結果

「Chrome for Testing」のおかげで、
スピーディーで簡単に
Chromeのバージョン起因の不具合であったこと確認が取れて、
対応に専念することができました🐨

過去のプロジェクトでも
Chromeの自動更新によって、
Chromeとドライバーのバージョンが一致せず
Seleniumベースの自動テストが定期的に動かなくなる事象がありました。

これでバージョン固定ができるのであれば、
自動テストの運用も楽になりそうですね🐨

最後に

弊社は一緒に働いていただける方を募集中です!
就職/転職活動中や、まだ情報収集中の方、
少しでも興味を持っていただけた方は、以下のアドレスに「note見た!」とご連絡いただけると幸いです💡
プロダクト推進部/採用担当アドレス:pdo_js@persol.co.jp




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