【WEE】月まで届けぼくらの札束
「WORLD END ECONOMiCA」アニメ化のクラウドファンディングが11月14日の16時から開始され、約2時間40分で目標額の500万円を突破した。
Kickstarter側も含めるともっと速い。
これを書いている時点ではCEO(10万円)がKickstarterにまだ残っていたので、Campfireで取り損ねたという人はお早めに
自分も27,000円の支援を行い、めでたくVPとなった。
月の土地権利書を持ってみたかったと言わざるを得ない
このクラウドファンディング、他の事例と同様に製作費の確保を目的にしていると思っていたのだが、フタを開けてみると
「製作費はある個人投資家が全面的に負担を行い、クラウドファンディングで得た資金は全てWEEの宣伝につぎ込む」という豪気にも程がある話だった。
下記の記事によると、30分のアニメを作るには1話あたり1,300万~3,000万の費用を要するらしい。
平均して2,150万、1クール12話ならおよそ2.6億もの金が必要になり、これは大卒男性の平均生涯賃金に相当する。
つまり人ひとりの一生涯を丸ごと賭けるような真似をした人間がいたということで、そりゃまぁ誰も予想なんかできっこないってもんである。
そして、その「人ひとり」をテーブルに乗せたのは個人投資家の片山晃氏。
「自分は投資の世界で成功したので、投資の世界に恩返しをしたい。そのために『WEE』という作品を広く世に出して、投資の魅力や面白さを多くの人に知ってもらいたい。そのためになら資金は用意するつもりがある」
と語り、リスクを全て背負った上でこのプロジェクトをSpicyTailsへ持ち掛けたようだ。
ググると同名のゴルフインストラクターもヒットする
言葉通りなのか、それとも投資家としての判断がそうさせたのか。
真実は片山氏の胸の裡だが、どうあれ彼のおかげでWEEが再び日の目を見るチャンスを与えられたのは間違いない。
この場を借りて、深く感謝を申し上げる。
さて、上に書いた通り、クラウドファンディングで得た資金は全て宣伝費として使用される。
現状の知名度ではアニメ業界の関心を惹くには全く足りず、スタジオや声優を含めた万全な陣容で制作へ臨むには、まず知名度を高める努力が必要というわけだ。
「良いもの」も売れるにはまず「知られる」ことが肝要
いかなる手段でWEEを世に広めていくか、パトロンの一人として日々動向を楽しみにしている。
なお、クラウドファンディングは年明けの1/5まで受け付けている。
目標額は達成しているので、検討中という方も慌てずゆっくり考えてほしい。
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