物書きも絵描きも、ないものねだりなのかもしれない
はじめまして、しきのと申します。
noteをはじめるにあたり、最初の投稿は何を書こうかなと思ったのですが、やはり「しきの」という物書きがどういう人間かということ、そしてここで何を書いていく予定なのかをメモ書きがてら置いておこうと思いました。
しきの:noteでのペンネーム
大阪生まれ大阪育ちの静かな関西人。ウグイスの歌の練習やホトトギスの夜鳴きを耳にする田舎人。
好きなことは沢山あれど、趣味や特技とはっきり言えるものは何一つない、つまらない人間でした。他人の楽しそうに話す輪の中で、そんな自分が話す必要性を考え、口を閉じていることもよくありました。だって、つまらない私がつまらない話をして楽しい雰囲気を壊してしまったら?
祖父の教え「他人が口を開いている間は黙って聞く」
それが私に口枷をつけたようでした。
今思うと、小学生のどれほどが、誰かが話しているのを最後まで黙って聞いて、話し終わってから口を開くということが出来るのでしょう(出来ることは大変結構なことです。お利口さんですね)。
私は言いつけをお利口に守り、誰かが話している間は黙って、私が口を開くと同時に誰かが話し出したら譲って、私の話の途中で誰かが割り込んできたら切り上げる。そうして無口な子供になりました。口答えも出来ない子供を作るのが目的でしたら大成功です。
黙っているからといって、何も考えないわけではありませんでした。むしろ溜まる一方。内に留まってグルグルと排出されない感情やエネルギーを外に逃がす方法が必要でした。
創作の第一歩は感情の逃げ道
私にとれる手段は限られていました。だからこそ、すぐ手に入る紙と鉛筆で、頭の中にある感情やエネルギーの赴くままに絵を描き、文章にすることでストレス発散していたのだと思います。次第に私はコストと技術を考え、文章を書く方にシフトしていきました。小学生から中学生くらいの話ですから、もうずいぶん前のことです。
雑誌のおまけのノートやプリントの切れ端に書いていた物語のメモ書きに始まり、高校でスマホやパソコンを手に入れてネットを使えるようになって始めた投稿サイトでの執筆、学生時代の部活での製本経験、SNS上のコミュニティで交流しながらの創作、仕事としての執筆。
今では単なるストレスのはけ口ではなく、私の一番の趣味で、特技だと言えます。
noteで書きたいこと
今では文章ばかりの私ですが、Twitterなんかで見かける絵描きさんの絵に憧れてまた絵に再チャレンジしては挫折したりしています。そんな私からみて、「ふむ……?」と思う呟きを発見しました。
素敵なイラストを描かれる絵描きさんが仰っていた言葉。これと全く同じように「イラスト描きたいけど画力も無いし人様に見せられる絵とか描けないから」と物書きである私も思っていたのです。
物書きがイラストに憧れるように、絵描きさんもひょっとしたら自分の世界観を文章に表すことに憧れたりするのかもしれない。
文章は書こうと思えば誰でも書けると思っていたので、私には目から鱗なできごとでした。
スマホ一台で簡単に文章が書けてしまう便利な時代です。難しい言葉は必要ありません。まずは書きたいシーンをご用意ください。書きたいキャラクターでも構いません。
ここでは文章を書くことへのハードルをぐぐっと下げるお手伝いをするべく、さまざまなサービスやツール、各種発表形態、時々小作品、その他諸々を書いていけたらと思います。
楽しみながら書いていきますので、稚拙な文章ではありますが、暇つぶしに見ていっていただけたら嬉しいです。
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