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必要火急

東急ハンズ渋谷店におけるカレーイベント「Curry & Culture vol.2」、無事終了いたしました。

感染者数増加により、再度中止も危ぶまれた中でしたが何とか最終日までしっかりと開催することができ、電話注文による代引配送も行ったことも奏功しまして、売上的にも前回とほぼ同様の数字となり、人手が大幅に減っている渋谷において、この売上は大健闘だったかと思います。ご来場いただいた皆様のおかげです。本当にありがとうございました。


本イベントのサブテーマが「必要火急」であったわけですが、今年を表す言葉の代表格である「不要不急」の対義語となります。

今すぐにでも必要なもの、それがカレーです。少なくとも僕にとっては。

そもそも僕はカレーを食べている時以外、常にカレーを食べたいのです。

常にカレーを欲しているのです。

畢竟、必要火急だと言えるわけです。


己の物差しで相手を計るほど愚かなことはありません。物差しは人それぞれ。大きさも違えば単位も違うのです。違う人と共存していく為には、理解しあうことが文字通り必要火急。どうしてもわかりあえない人とは文字通り心のソーシャルディスタンスを保てば良いのです。

大手企業の店舗ですから、感染予防に最大限つとめての開催となりました。それでも行くのが怖いという方の為に電話注文対応をしたのですが、これはハンズイベントとしても画期的なことだったということです。その分大変でもあったのですが、結果日本全国から注文があり、多くの方に喜んでもらえる結果となりました。

トークショーも開催しました。出演者はフェイスシールド着用で、参加人数も蜜を避けるべく少人数限定とし、換気もしっかりと行って。


感染というのは目に見えないものですから、どんなに気を付けても感染してしまう時はするのだと思います。

感染しない為には何もしないのが一番です。外に出ないのが一番です。

しかし、外に出て仕事をしなければ家賃も払えず、ご飯を食べる事もできず、生きていくことが難しくなるという人もいます。

外に出ないでも生きていくことができる人と、外に出ないと死ぬ人がいるのです。これが物差しの差の一つですね。


GoToキャンペーンについても彼是騒がれておりますが、移動することで感染の危険が高まるわけではなく、移動先でどう過ごすかで感染リスクが変わってくると専門家の先生もおっしゃっていました。

短絡的に移動即ち悪と考えるのは簡単ですし、移動していない自分の観点から移動する人を叩くのはある意味でストレス解消なのかもしれませんが、その先にある、何故その人が移動しているのかという想像力を働かせねばなりません。そして人を叩くことでストレス解消するということの危険性についても考えて欲しいと思うわけです。

最近話題となっている有名人の逝去。無闇矢鱈にSNSで叩かれたことも一因ではないかと言われております。

どうせストレス解消するなら、誰かを悪い意味で巻きこむのではなく、自分一人で完結できる形でストレス解消をすべきなのです。

そのひとつが僕にとってはカレーなのです。レトルトカレーを買って家で一人で食べる。好きなカレー店のTシャツを着てテンションを上げる。それもストレス解消のひとつであり、自分一人で完結できるものです。


この先の世界がどのように変わっていくかわかりません。

この夏沢山あるはずだったカレーイベントも続々と中止となってしまっている状況です。

しかしそんな中で、その場で食べないからこそ開催できた本イベントが、色々なヒントをくれたような気がしています。


お客様に再度お礼を申し上げます。

そして、参加してくれた店舗、団体の皆様、東急ハンズ渋谷店様、イベント企画者様、つまりは関わってくれた皆さんに、心よりお礼を申し上げ、筆をおくとします。

ありがとうございました!


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