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ランディ・ローズ

僕はオジー・オズボーンが大好きです。
ヴォーカリストとして影響を受けたわけではないけど、あの存在が大好きなんです。
いや、影響受けた部分もあるかもしれない。
歌い方やステージングの影響は皆無ですが、自分のバンドで欧米ツアー行ってた頃なんかは当然英語でMCするわけで、その際の煽り方は完全にオジーの言葉をそのまんま使ってました。
「Let me see your fxxkin’ hands!」
とか
「I live you all!」
とか。
あとはレコーディング方法もオジーのようにダブリング使うことが多く、結局大きく見れば少なからず影響を受けているわけです。

オジーはソロもブラックサバスも大好きなんですが、歴代のオジーギタリスト全員の中で誰が一番好きかと言うと、それがランディ・ローズなのです。

ランディ・ローズと言えば元々はクワイエットライオットのギタリスト。
明るい曲調が多いのはランディの好みもあったのでしょう。

一方オジーは元々ブラックサバスのヴォーカリスト。暗いというかおどろおどろしい曲が多いバンド。
そこを素行不良でクビになり、ソロデビューした際に組んだギタリストがランディ・ローズであり、オジーの暗さとランディの明るさが見事にアウフヘーベンした結果、オジーはバンド時代を超える成功を収めたのだと思っています。

そんなランディの半世紀。
知らないことも沢山ありました。
でも想像していた通りの人でした。

若くして飛行機事故で亡くなってしまったわけですが、だからこそレジェンドとなったとも言えます。
とはよく言われる言葉であり、一理あるとも思うのですが、やっぱり生きてこそだと僕は思ってしまうのです。

もっとランディの関わったオジー曲が聞きたかった。
しかしそうなるとBark at the moonやMiracle manは生まれなかったとも言えるので、やはり人生の不思議さというかこの世界の不思議さを感じずにはいられないのです。

早死にすると思われていたオジーがまだ生きていて、健康的だったランディが若くして亡くなってしまったのは事実。
みんな長生きしていてくれれば一番良いのですが、それは不可能なことですから。

思えば僕の周りでも若くして亡くなってしまった友人は少なからずおり、年齢も年齢ですからこれからどんどん友を失っていくのでしょう。
と言っている自分だっていつまで生きているかわかりません。
心身共に健康でも不慮の事故というのは避けられませんから。

音楽を仕事にしている僕ですが、仕事以外で音楽を聞かなくなって長いことたちます。
しかしこの映画を見てからは家でオジーやクワイエットライオットを聞くことが増えました。

アーティストの伝記物映画も増えてきましたね。
願わくば、THE WHOのキース・ムーンを映画化して欲しいです。
ドキュメントでも良いし、俳優がキースを演じる形でも良いです。
と書いて思い出したのですが、昔オースティンパワーズのマイク・マイヤーズ主演でキースの映画が制作されるというニュースを聞いた記憶があるのですが、あれはどうなったのでしょうか?
日本で公開されなかっただけでイギリスでは公開されたのか、はたまたお蔵入りになったのか。
気になって調べてみたらその配役にロジャー・ダルトリーが納得しなくて話は無くなったとのこと。
うーん。キースの大ファンである僕としては適役だと思ったのですが。

と書いていたらTHE WHOが聴きたくなってきました。
今日はWHOを聴きながら原稿を書くとします。

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