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私が投資を始めた理由
3連休の中日ですが、明日は大雪ということで…。
今回は私が投資を始めたキッカケについて書こうと思います。
きちんと働いていたはずなのに…
今でも忘れません。
2018年10月のことです。
この月の給料日、給料明細を見た私は固まりました。
そこには「残業代(正確には時間外勤務手当)0円」と記載されていたのです。
(もちろん、私は残業していました。)
当時、私には相勤者の部下がおり、基本的にこの部下と同じ勤務をしていました。
私が残業代0円であるならば、彼も0円のはずだったのです。
そう思い、私は彼に「今月って残業代ついてた?」と尋ねました。
彼は「はい、●●円ですよ」と言い、給料明細を見せてくれました。
彼の給料明細を見た私は「えっ?はっ?どういうこと?」と言いました。
残業していたにも関わらず、支給額がまさかの0円。
これまでも、本来の残業時間に見合わない残業代しか支払われていないことはありました。
(役所での予算上、残業代の支給にも制約があるのだろうと思います。)
しかし「さすがに0円はないだろう」と思いました。
部下と2人で話していると、会話を聞きつけた先輩主任さんが「俺が確認してきてあげるよ」と言い、給与支給係へ聞きに言ってくれました。
数分後、帰ってきた先輩主任は「支給係は、各課から報告された時間分で支給しています」
「こちらの判断で勝手に残業代を削減することはありません」との回答だった…と教えてくれました。
結局、改ざん者は分からずじまい
信じられないことですが、私が勤務している役所にはタイムカードがありません。
ましてや職場のパソコンを立ち上げたら、自動的に勤務開始…みたいなシステムもありません。
出退勤は手書きの簿冊に自ら記入し、決裁を受けていく方法でした。
つまり、私の時間外労働の申請を、決裁権者の誰かが改ざんしたということになります。
この件は職場内でちょっとした騒ぎになりましたが、結局、決裁権者=上司となるため、改ざん者が誰かを特定することは出来ませんでした。
職場への不信感から投資へ
この件があって以降、私は「職場から貰う給与も信用できない」と思うようになりました。
そしてなにより、数千円~1万円程度の残業代に、ここまで心動かされてしまう自分も嫌になりました。
その考えは、いつしか「残業代も気にならないくらいの別収入がほしい」との思いに至り、それはやがて「株式投資による配当金収入を得る」に繋がっていきます。
あれから6年半
さて、それから6年半ほど経った現在。
日本個別株、米国株などを経て、インデックス投資を軸にした私は、年間で約35万円程度の配当金収入を得られています。
今はもう給料明細の残業代の項目を確認することもなくなりました。
それどころか、早期退職が視野に入るまで金融資産額を増やすことが出来ました。
あの頃の私に「今から進もうとしている道は間違っていない」と伝えたいです。