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あれから3年。そして未来へ。

早いものであれから3年が経ちました。
忘れもしない運命を変えた1日。
2015年8月23日。
あの日は夏真っ盛り。太陽がギラギラと照りつける日曜日。
そう。この日は、ダンス指導者日本一を決める大会「第1回 全日本ダンス教育指導者指導技術コンクール」当日でした。

そのコンクールの参加者の1人だった私。
ちょうどこの時はbjリーグ最後の年に現役復帰を決めた2015年。
しかも復帰したチームが「仙台89ERS」

住んでいた千葉県と宮城県を週2回往復する日々。
開幕前の振り入れ時期というのもあり結構しんどかったこの年の夏。
そんな中コンクール出場を決意したのは運命なのか?人生なのか?

そのコンクールで書類審査も通過し....
筆記審査と実技審査も通過し....
準決勝を勝ち抜けファイナリストで呼ばれ...
制限時間きっちりと模擬授業(プレゼン)を終わらせ、照明が暗転になるタイミングで喋り終わる奇跡のタイミング。
これ以上のタイミングはない完璧なシチュエーションでした。
結果、最優秀賞&文部科学大臣賞を受賞することができました。

今まで誰かの下で勉強したこともなかったし全てが独学。
どうしたら、わかりやすく伝えられるか。
どうしたら、一つでも多くのことをできるようにしてあげられるか。
全てが自問自答の日々。

ダンサーとして仕事をしていく中で何度もダンスから離れようと思った時もあり...
夜中にビンで背中をガンガンぶん殴った時もあった。
でも、翌朝になり腰はビクともせずいつもと同じ日々。
腰が壊れたらきっとダンス諦めるだろうなと思ったんだけど、神様がそうはさせなかった。

ニューヨーク留学後、何故かタイに渡った2009年。
今までダンス指導経験ほぼ無しだった自分が関わったのがダンススタジオのチーフインストラクター。
生徒0人のダンススタジオ(立ち上げなんだからそりゃそうだ。)
見知らぬ言葉もほぼ知らなかったバンコクの地。(語学学校に行こうとは思わなかった。)



そんな見知らぬ土地で生徒をコツコツと増やしていった矢先の内紛。
黒煙あげるバンコク。
外務省の帰国命令も出ていたバンコク。
平凡とはほぼ遠い世界でドラマティックに生きることができたかな。
でも指導ばっかりしていたので、一度指導の世界からは離れたいと思って日本に帰国した2010年。

舞台やステージに立つ表舞台で輝いて行こうと順調に進んでいった矢先の2011年3月11日。
東日本大震災。
計画停電や余震の影響で、本番直前で公演中止になった舞台。
エンターテイナーの世界で生き続けてきた自分にとって本当に必要なものって?
エンターテイメントはこの世界に必要ない?
そんなことずっと考えているうちに自分自身の存在も必要無いような気がしてきて....
全てがわからなくなって、答えを求めにカンボジアへ。
タイやカンボジアで感じるのは生きるパワー。
自分にはやらなければならないことがあると感じ旅の最後に向かったのがマカオ。
マカオに高くそびえ立つマカオタワー。
バンジージャンプで人生のステップをもう一度踏み出そうと....
3...2...1...
あ。
意外と簡単に飛べた。


あ。
今マカオの空を飛んでる(正確に言えば、超スピードで落下してる)!!


ちょっとした勇気で何事もできるんだなって思えたのがこの時。


そして日本に帰国後出会ったのが千葉ジェッツのダンサーオーディション。
これも1つの転機だったと思う。
千葉ジェッツに出会ったことで今まであったことのないバスケに関わる人と出会い...
そして初めてチアの世界に出会い....
さらにまたダンス指導の道にも戻るという....

結局神様っているんだと思う。

どんな壁が現れてもその人の道であれば壁の先の道は用意されてるんじゃないかなって。
だけど、今思えば人生は奇跡の連続。

バスケを通じて日本各地のチームへ試合を見に行ったのも、今の旅人人生の原点なのかも。

というわけで話は逸れたけど、ダンス指導者で初の文部科学大臣賞をいただいた2015年。

あれから3年の月日が流れました。
そして今週末。
第4回のコンクールが行われるわけで.....
受賞で頂点に立ったと言ってくれた人もいるけど、決してそんなことは思わず....
あの日から毎日が勉強。
あの日以前も勉強してた気はするけど、今の方が勉強量は多いかも。
ニュアンスや雰囲気の指導にならず、正しい知識と正しい言葉で伝えられるように。

生徒の成功は生徒の実力。
生徒の失敗は指導者の実力不足。
ひとつでも多くの「できる!」「できた!」って成功体験をこれからもプレゼントしてあげたい。



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