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脚本セミナーに参加してみて思ったこと。

先日7月16日に参加したシナリオセンターのサマーセミナーに参加してみた。

2年ほど前にシナリオセンターの研修科を終えてからのわたしはといえば某ベンチャー企業でせっせと働いてしまい、執筆がおろそかになっていました。執筆がおろそかというのはちょっと表現が違うかもしれないなあ。

ベンチャー企業で働きながらも、自主制作映画を作成したり、ウェブCMの案件をとってきたり、都立高校の映画部外部講師になったり、マンツーマンで脚本を個人で教えたり、文京映画祭の立ち上げに関わったりとなんだかいろんな活動をしていました。これはなぜかといえば、それがよくわかんねーんだ。なんか知らん間にいろいろやってたんよ。脚本家になりたいんですけどね。自分がおもしろいとおもったことはやれってお母さんが言ってたような気がする。多分それ。

ほいでまぁ日本で脚本家としてイキりたい際に大事なことって、なにかコンクールの賞を取っていることなんですが、わたしは上に挙げた活動をやっていたおかげで賞レースには参加していなかったんですね。なんというか賞レースに参加しないイキり。みたいなことをしちゃってたんだねぇ。

なのでここいらで(※注1)賞取りたいにゃ〜なんてことを思い、そのためには何かしらのスパルタ教育を受けなきゃいかんのですよね。じゃあそれってどこでできるのかってーと、このセミナーなのではないのかと思って参加してみることにしたのでした。

サマーセミナーの詳細はサイトを覗いたほうがわかりやすいのでみてみてください。

当日のスケジュール

朝9時半から夜の9時半まで行われてました。参加者は70人。


セミナーはシナリオミッションインポッシブル2という素敵な企画名になってて、当日は3つのミッションが言い渡されることになっていました。こういうの大好き。

ミッションごとに1クラス10人に分かれ、ミッション課題を渡され45分以内にペラ5枚以内の脚本を書きます。

執筆45分、その後の1時間で担当講師と他の参加者からの感想をもらうといった流れ。そして次のミッションに、というのを3回ほど繰り返し、グループ投票でグループ代表を決めて、最後に全体で一番良かったものを投票。

ファーストミッション

「行動の魅力づけ」ということで、言い渡された課題は「ビッグマウス」でした。

これは書ききることができませんでした。

セカンドミッション

「セリフは嘘つき」ということで、この課題はセリフ「全然、大丈夫」を脚本内で必ず使わないといけないというルールでした。わたしが書いたのはこんな感じ。


サードミッション

「カセ」を使えということで、課題は「仮病」

出来上がったのはこちら。

直し

最後は、すでに書いた3つの課題を直して「よりおもしろいものにしなさい」という課題でした。わたしは2つ目の課題「全然、大丈夫」を直してみました。

この最後の直しの際に投票がありましたが、わたしは一票しか得ることができませんでした。

実はこれめちゃくちゃ自信があったので正直にとてもとてもとても悔しかったです。

先生曰く、
・なぜ右手がグキッとなってしまったシーンから試合会場に飛ばすのか
・森はそれを見て本当に何も反応ないのか?

ここらがもっと面白くできたシーンとのことでした。読み返してみると、森は美咲ちゃんに告白してその報告を吉田先輩にしてるし、ガキが先輩にぶつかって右手やっちゃってるとこを目の前で見てるのに何も言わないのっておかしいんですよね。

10人に読ませたら一人にハマる脚本が書けるってことなんで、場数増やして大量の人に読ませまくったらいいんです。そうやって考えることにしました。


この時点でセミナー開始から11時間ぐらい経ってたので後半はもう覚えてません。誰が優勝したんだっけな。忘れた。最後ビール飲んでおいしかった!

セミナーの総評

星1です。(英語だから)

という悪ふざけはさておいて、星1はガチだわ。

理由は、シナリオセンター内でのPCの利用が禁止されていたから。

シナリオセンターが言うには
・キーボード音がうるさいから

とのことです。わたしは脚本はもっぱらPCで書いていて、ペラ5枚ぐらいであればサッと書けるんですよ。それこそこのセミナーで出た課題であれば15分ぐらいあればサッと書けるんです。手書きだと45分かけても書けなかったりしちゃうわけよ、それって全然ラブじゃないじゃんねぇ!

電話予約の際に異議申し立てしたのですが、PCを使いたい場合はシナリオセンターの外でご利用くださいと。PC持っていって外で作業すればいいかなと悩んだのですが、暑いしお店探すのめんどくさいしお金かかるし、外行ってまたセンターに戻るのもアホくさいし移動も時間かかるしということで、当日は結局手書きで参戦したんです。

ツイッターにもポストしたのですが

と最後の総評を愚痴で書いてしまうとセミナーの印象がすこぶる悪くなってしまうのですが、セミナーは最高なんです。この題材じゃおもしろくないかなぁ?というものを面白くさせる方法だったり、高みを目指す人達に囲まれるので最高なんです。

手書きってマジでめんどくせーんでpc利用OKにしてほしいなと思った。

初参加したシナリオセンターサマーセミナー2018はこんな感じです。来年は参加する気なし!やるんだったら自分で主催してみたいですね。

今回の学び
・視聴者にもっとわかりやすく書く(わざとやるぐらいの)
・場数を踏む
・書く書く書く

以上!なんだかつらりつらなるままに書いてしまいました。

書かなくてもいいかなーと思っていましたが、書いてよかったです。

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小城 昭根(akinechan)
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