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だが、情熱はある


久しぶりに連続ドラマにハマって、4月期は4作追いかけていた。

その中でもこれ。



私はCreepy Nutsが好きだ。

2017年。
大学生の時に部活の同期内でMCバトルを観ることが大流行。
毎日のようにスマホの小さい画面に2、3人で集まって動画を観ていた。

当時、フリースタイルダンジョンというMCバトルの番組がテレビ放映されているくらいには世の中的にも流行っていたと思う。
圧倒的な王者だったR指定も番組に出ていた。

これが私のCreepy Nutsの入口だった。

その時のCreepy Nutsは、小さいライブハウスが会場だったので、仙台のJUNK BOXでやっていたライブに行った。
ぎゅうぎゅうのすし詰め状態で、身長が高くない私はRの髪の毛と松永の手しか見えなかったけど、音楽に合わせて必死に飛び跳ねてめちゃくちゃに楽しかった。

帰りにライブハウスの出口で配っていたCDを1枚貰った。
曲ではなくて、自主制作ラジオが録音されていた。
アーティストなのに。

まだ、持ってた


「ふ~ん、こういうのもやってるんだ。」


そのうち、Creepy Nutsのオールナイトニッポンが始まった。

2019年。
大学を卒業して、見知らぬ土地で一人暮らしをしていた私は彼らのラジオに、馬鹿話に、悪ふざけに大きく救われた。

ラジオで紹介される曲を聞いたり、宇多丸さんがゲストに来たらライムスターの曲を聞いてみたり、松永のDMC優勝を喜んだり。

そして、オードリーの若林がスペシャルウィークのゲストで登場した。
それまでにもオードリーの話は何回も出てきていたけど、若林の声をラジオ越しに聞くのは初めてだった。

面白かった。


オードリーもオールナイトニッポンをやっているらしい。聞いてみよう。

これが私のリトルトゥースの入口だった。

なんせ過去回がたくさんあるので、移動中は聞いて聞いて聞きまくった。
出張で何回も飛行機に乗っていたので、事前にダウンロードして飛行機のお供にしていた。

Creepy Nutsは火曜日、オードリーは土曜日のパーソナリティーだった。
さすがに深夜にリアタイはできないので、翌日の水曜日と日曜日を毎週心待ちにしていた。
ラジオのおかげで家事の時間があっという間に過ぎたし、通勤も苦じゃなかった。


2022年。
King & Princeに惹かれた。きっかけはLovin'you。

詳しくはこの記事に前述。
ちなみに推しは永瀬廉。

これが私のKing & Princeの入口だった。


そして2023年。
ドラマ「だが、情熱はある」が始まった。

私のたくさんの「好き」が詰まった物語だった。

何年もリトルトゥースやってると、春日もむつみ荘も好きになる。
King & Princeが2人になるタイミングで、グループに残ってくれた海ちゃんも好き。


「今、幸せ?」がこの物語の裏テーマだったと思う。

タニショーさん(藤井隆)が何回も若林に聞いていた言葉。

ずっとテレビに出たくてもがいていた若林。
でもテレビにたくさん出るようになってもあんまり幸せそうじゃない若林。

じゃあ何が幸せ?今、幸せ?


じゃあ私にとっての幸せって何?
昇進?お金?結婚?出産?

うーん、とりあえず毎日美味しくご飯を食べてる。
ゆっくり文章を書ける部屋で過ごせている。
今、幸せ。かも。


そして、ドラマの主題歌の「こっから」が私に深く刺さった。
前向きに頑張ろうっていう気持ちになる。

I can't be someone else, oh I know, I know …


山ちゃんもめちゃくちゃ卑屈で嫉妬深くて面白くて好きになった。
「不毛な議論」、聞くラジオがまた増えた。
そしてHuluで「たりないふたり」の過去回も観てしまった。


このドラマが私のSixTONESとたりないふたりの入口になった。

こうやって芋づる式にどんどん「好き」が広がっていくんだろう。
MCバトルからSixTONESまで蔓が繋がっているなんて、昔の私は絶対に予想できない。
この先は何に繋がっているのか。

楽しみで、幸せ。


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