税理士に頼まず法人税申告やってみた(入力編)
みなさまこんにちは^^
一般社団法人あきんど部の代表理事のホッピー(池上)です。
第1期目の法人税の申告期限が今月末(1月)に迫っており、税理士先生にお願いするお金もないので、自分でやってみようという内容です。
全力法人税に全力で入力!
前回の投稿で見つけ出した
法人の確定申告をクラウド上で作成できるソフト
その名も「全力法人税」
アカウント登録するとめっちゃ丁寧に順番に入力する画面が出てきます。
まずは基本情報の入力ですな。
その後は会計期間の入力です。
会計データの取り込みを楽々と行う!
この申告書作成ソフトがめっちゃ便利なのが、他の会計ソフトで入力した会計データをそのまま取り込むことができるのです!
あきんど部は「freee」という会計ソフトを使っているので、画面の取り込みマニュアルにしたがって「勘定科目データ」「仕訳データ」「固定資産データ」をfreeeからCSVエクスポート出力し、取り込んでいきます。
なんとここまで10分もかからず!超ラク〜〜
試算表のチェック
インポートしたら、残高試算表が表示されるので、出力した会計ソフトと値が一致しているか確認します。
貸借対照表は問題なし!
続けて損益計算書もOK!
普通に営業している会社であれば、もっとここが複雑になると思いますが、あきんど部はなんせ、勉強会と懇親会を参加者から会費を集めて開催しているだけなので、超単純な表になっとります(笑)
だからこそ、自分でやろうとおもったんですけどね^^;
勘定科目内訳表や申告書を入力
これは、会計ソフトでインポートしたデータを呼び込めるし、従業員(あきんど部は役員だけ)のリストなど、わかっている情報を淡々と打ち込んでいけば完成します。
詳しくは「会社の税務申告が自分で出来る「全力法人税」使ってみた」を見るとわかりやすいです。
税率の入力
地方税の税率は自治体により異なる場合があるので管轄の自治体から送付される手引き等で確認するなどして、管轄の自治体の地方税の税率を入力します。
って、どこに書いてあるんだよ!と初めての困惑^^;
先日届いた申告関係資料をあさりまくっていたら、
東京都主税局から来ていた都民税・事業税の申告書用紙の封筒にこんな手引が入ってました!
特別法人事業税の記述がない〜〜と思ったら、2ページ目に載ってました^^;
元から入っていた標準税率と同じだったので、そのまま次へ!
税金が自動計算された!
ついに税金が自動計算されました!すごい!
「全力法人税」ではすでに、税額が入った決算書が作成されています。
ここで注意なのは、先程入力したfreeeの会計データには、税金が入っていないため、「全力法人税」で計算した税額をfreee会計ソフトに入力する必要があります。
そうしてやっと会計ソフトでは決算を確定することができるんです。
ここまでは無料だった、ということは?
「全力法人税」は申告書を印刷するのは有料で、
最初の1年目は 21,582円、次年度からは11,000円かかります。
印刷するのにはお金がかかるのか〜〜
印刷画面はこんな感じで表示されています。
あれ?
ここまで無料ってことは、この内容を手書きで届いた申告書に全部移せば、無料で申告できるんじゃ。。。
そうは問屋が卸さない!?
ある程度の書類はPDFで印刷できるのですが、肝心な申告書関係は有料登録しないと印刷どころか中身も見られません。。
ある程度、税の知識があれば手探りで記入していけるかもしれませんが、ズブの素人の私には、お手上げでしたorz...
チャリ〜〜〜ン♪
はいはい。有料登録しますよしますよ(泣)
法人が払う税金の内訳とは?
ついに申告書が作成できました。(まだまだたくさん種類ありますが割愛)
ここまで出力して、法人が払う税金の内訳が、なんとなく見えてきました。
国税申告書
・法人税
まずは法人税です。これは所得金額に対して国が徴収するものですね。
今回は15%の税率でしたので、あきんど部では
所得金額11,230円x15%=1684.5円
1,600円となりました。(100円未満は切り捨てなのでしょう)
・地方法人税
地方法人税には「地方」とついていますが、地方税ではなく国税だそうで、2014年の税制改正から、これまで地方自治体に納めていた地方税の一部を、国に納税することになったようです。
(地方自治体からの搾取一個目)
詳しくはこちら
地方法人税は法人税額(1000円未満は切り捨て)に10.3%をかけることによって求められるので、
法人税1,000円x10.3%=103円
結果は100円でした。(100円未満は切り捨てなのでしょう)
地方税申告書
ここからは地方税ですね。あきんど部は東京都に払うやつです。
・法人事業税
法人事業税は、法人が事業を行うにあたって利用している道路や港湾、消防、警察などのさまざまな公共サービスや公共施設について、その経費の一部を負担する目的で課税されるものだそうですね。
400万以下の所得にかかる税率は3.5%だったので、
所得11000円(1000円未満は切り捨て)x3.5%=385円
300円となりました。(100円未満は切り捨てなのでしょう)
・特別法人事業税
平成31年度の税制改正により、法人事業税(所得割・収入割)の一部を分離し、創設された税金です。なので、特別法人事業税は国税なんだって。
(地方自治体からの搾取ニ個目)
法人事業税額の37%なので、
300円x37%=111円
100円となりました。(100円未満は切り捨てなのでしょう)
・都民税
特別区民税・都民税とは、一般に「住民税」と総称されている地方税のことで、東京23区(特別区)内での呼び方だそうです。
んで、詳しい計算方法がちょっとわからんのですが、
法人は赤字でも最低7万円税金がかかるという場所がこれです。
ただ、あきんど部は設立初年度なので、11ヶ月での申告となるため、
64,100円となりました。
その他、設立2年目以降は消費税の支払いも出てきますね。
結果は??
ようやく申請税額がすべて出揃いました^^;
今回のあきんど部の合計税額は、
66,200円
となりました。
税金が引かれる前は利益が出ていましたが、
結果は54,970円のマイナスです。
現金が足りないので、マイマネーから短期借り入れ金として補填することになるかと思います^^;
青色申告は、損金は10年間繰越できるので、10年以内にプラスにしよう〜〜^^;
まとめ
申告書ができるまで、素人の私でも4時間くらいで作ることができました。
税理士様にお任せしたほうが圧倒的に楽ではあると思いますが、プロにお願いしたら10万円以上かかるところを、2万円強の出費で申告書が作成出来ました。
今後テクノロジーがもっと発達すると、「士」という職業が近い将来亡くなってしまうのかなーと思う予想と、それぞれの税金の目的が何なのか知ることはできた。
自分にとっては大きな収穫となったと思います。
次回は、、、
e-TAX!そう電子申告です!
郵送も可能ですが、どうせならそこまでやっちゃおう!
(だめだったら潔く郵送します笑)
というわけで、お楽しみに〜♪
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