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Duolingoがユーザーとぶっ飛んだコミュニケーションを取れるワケ

先日、「Duolingo CMO来日トークセッション」に当選したので行ってきた。

Duolingo CMOのManuさんと主催Off Topicの宮武さん

Duolingoのマーケティングについてさまざまなトークがあったのだが、ここでは自分的に印象に残ったものをメモとして残しておく。

タイトルにも記載しているとおり、Duolingoは視聴者がびっくりするほどユーモラスなコミュニケーションをとってくる。
先日話題にもなった2024年スーパーボウルでの5秒CMもそうだ。

Duolingoのマーケティングがなぜこれほどぶっ飛んでいいかというと、CMOのManu氏によると、「コミュニティからきたものだから」だそうだ。

Duolingoの面白おかしいコンテンツは、もともとはユーザーコミュニティからミームが作られることで始まったのだ。つまりコミュニティ自体がそのような楽しいコンテンツを許可してくれている。だから、Duolingoブランドとしてそういうことができるのだ。そこから、Manu氏からマーケターへのアドバイスとしては、ユーザーのTrue Voiceを見つけようということだ。
コミュニティがブランドをどのように理解してくれているか、どんな形容詞を使ってブランドを説明してくれているかを理解すればリスクをとっていける。

ちなみにDuolingoの日本のマーケティングに関しては、日本にはもとからたくさんのマスコットキャラクターがいて、すでにぶっ飛んだことをしてうまくいっているマーケットであったことも成功した理由の一つだと言っていた。


自社でもキャラクターを活用することが多いのでこのパートは大変参考になった。が、まずコミュニティがブランドを説明してくれるようになるまでの道のりが険しいように思った。

そういえば、以前「Feelyou(フィールユー)」という感情日記アプリを開発運営していて、そのアプリにはハリネズミのキャラクターがいたのだが、海外ユーザーが手描き(色鉛筆)でハリネズミのファンアートを描いて送ってくれたことがあった。(ちなみに日本ユーザーからはそのようなことはなかった。アプリへの不具合報告はよく届いていた)

ハリネズミアイコン🦔
海外ユーザーが描いて送ってくれたイラスト

もしかしたら海外ユーザー(「海外」と曖昧な括りにするのは良くないが国を特定できていないので「海外」と言わせてもらう)のほうがキャラクターを自由に扱ってくれやすいのかもしれない。また、自社キャラクターにはこだわって性格の設定をしがちであるが、あまり詳細にないほうがコミュニティにとっても扱いやすそう感もあるなと思った。


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