見出し画像

人体ってどんなパーツがありますか?

2023/08/08(火)

 淡々とやり過ごす1日。

 

2023/08/09(水)

 昔なら関係各所に電話をかけて尋ねたり、本屋や図書館に出向いて調べなきゃ手に入らなかった情報が、少し検索したらわかるのは素晴らしい。ネットで得られる情報の、その精度が高いか低いかは別の問題だ。難しいことはしっかりと文献に当たらねばならないかもだけど、電車の時間とか、コンビニの限定商品が自分の住む地域で売っているかとか、そういう単純なファクトはどの手段で知っても価値は変わらないだろう……
 スマホで調べた情報は「薄い」という意見を見かけて、そんなことを思ったりした。

 どうにもやる気が出ない。苦しいことはもちろん、楽しいことに取り組む意欲にも欠ける。何がいけないのか。
 こういうときにひとつ言えるのは、単純に身体が疲れている。
 以前に行った整体院のアプリを見ると、50%オフのクーポンが来ていたので、ここぞとばかりにいちばん時間が長いコースを予約する。


2023/08/10(木)

 整体院に行く。
 頭と、首と、肩と、腕と、背中と、腰と、お尻と、太ももと、ふくらはぎと、足の裏がとても疲れていると言われる。あと人体ってどんなパーツがありますか?
 全身の重だるさが取れ、10キロくらい痩せたような気分で帰ってくる。今日はひさびさに快晴。暑いけど、こういう陽気は悪くない。

 ヤマシタトモコ『違国日記』11巻を読む。
 最終巻。やさしい終わり方でよかった。
 これからの「正しさ」を提示はするけど、それを安易に「正解」として押しつけたりはしてこない物語だったと思う。多くの問いかけは残されたまま終わった。それらは槙生たち登場人物も、読者である私たちも、これから考え続けていくことである。
 それでも、私のような俗物は、読んでいて苦しくなることはあった。このマンガの登場人物に私はなれない。名前のない脇役にすら。この人たちのように、そこまで孤高にはなれない、そこまで達観はできない。
「ここに私はいない」
 という気持ちになることは正直、あった。
 まぎれもなく傑作なんだけど、ちょっぴり複雑な感情もある。そういうマンガでした。

 明日から2日間、ライジングサンロックフェスティバルに行ってくる。
 満足な形で開催されるのは5年ぶりか。2022年はコロナ対策を鑑みたやや小規模なもの。2021年と2020年は中止。2019年は台風の影響で1日めが当日中止になった。
 これがあるから夏のコミケには行ったことがない(冬はいちどだけあります)。インドアな私の、年にいちどのアウトドアなレジャーなのでゆるしてください。帰ってきたらまたがんばります。

いいなと思ったら応援しよう!