だいたい好みは定まっている
2023/09/29(金)
前日から首と肩がひどく凝ってはいたんだけど、昼くらいから頭が痛んで手が痺れてきた。
お前に必要なのは早急な手術だ!(ギュッ)という危険な状態の可能性も考えて、手足が自分の意志で正常に動くか、しゃべってろれつが回るか、記憶が混乱せず名前や誕生日などを言えるかを確かめてから、倒れるように寝た。
起きたら夜だった。あまり状態は変わらない。
雲のすき間から満月が見えた。
鎮痛剤を飲んで、金曜ロードショーの『葬送のフリーレン』を観る。
少年サンデーのヒット作で、アニメ化にも非常に力が入っており、1話から4話までを一気に放送することで話題になっていた。恥ずかしながら内容を知らなかったけど、なるほど……これはエモい。RPGやネット小説の面白さを吸収した王道のファンタジー。作劇のお手本のようだ。原作者は人が物語の何に感動するのかを知り尽くしている。
私ももっと理詰めでやらないとダメかなぁ。
2023/09/30(土)
夕方まで用事。
上半期の最後の日だからか、いつになく忙しかった。
閉店間際に本屋に行って、編集者の人が面白かったと言っていた本を買う。教わらないと視界に入らなかったタイプの本なので、こういうお薦めはありがたい。
乏しいなりに長年の読書体験を経て、だいたい自分の好みは定まっている。本屋に行っても何を買ったらいいかわからない、とりあえずけんごさんのお薦め本を買おうと思って来たけどそれがどこにあるか探せない、みたいなことはない。
それゆえに、新しいタイプの本との出会いが少なくなっているというのもある。だから人からのお薦めや、Twitterに流れてくる紹介はなるべくキャッチしたいと思っているんだけど……
最近は「無理をして世界を広げようとせず、もともと好きだった本とあらためてじっくり向き合うべきではないか」というモードでもある。食べる物を節制しなきゃいけないように、読書の厳選も必要なんじゃないかと(自分に対しては)思っている。もう勝手にしたら?
10月はどんな月になるだろう。いい月になるといいですね。だんだん現実逃避的に他人事のようになってきた。