ロシアから日本が輸入しているもの | 金とプラチナ買うならどっち?
ロシアのウクライナ侵攻により、世界の相場はとても不安定になっています。
日本も色々と影響を受けていますが、ロシアから輸入しているものに着目してみます。
一番はガスや石油などエネルギー関連。
その次に白金(プラチナ)が来ています。
近年はプラチナよりも金の価格が上回ってきました。
「有事の金」とも呼ばれ、金は安全資産ということで、コロナ感染拡大が急速に広まった2020年3月付近からは人気化し、
買いが殺到してきました。
金の週足チャート
その後はしばらく横ばいでしたが、ウクライナ侵攻で金相場が再び上昇しています。
金(GOLD)の需要は、工業用途は約7.5%・宝飾用が約48%、その他は投資用となります。
それと比べプラチナは自動車の触媒用が約34%・化学工業用が約29% ・宝飾用が約24%・投資用が約13%。
プラチナ=産業、金=資産というイメージになっています。
ということでロシアからプラチナを輸入しているものの多くは産業用に使われるということ。
プラチナがどの分野に活用されているかといえば自動車です。
世界各国が二酸化炭素(CO2)を出さないグリーン水素で動く燃料電池車(FCV)の開発を急ぐなか、水素エネルギーを取り出す触媒として必要なのが「プラチナ(白金)」です。
なんと燃料電池車は、ディーゼル車の約10倍ものプラチナを必要とするそうなので需要拡大が見込まれますね。
ただ、プラチナは2次供給として産業廃棄物(スクラップ車や精密機械)に含まれるプラチナを取り出すリサイクルの低コスト化もすすんでいます。
プラチナの週足チャート
金とプラチナの週足を比較してみると、金の方がきれいなチャートを描いています。
なのでロシア関連でプラチナが気になって調べてみましたが、結論としては集めるなら金かなと思っています。(あくまでも個人の見解です)
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