【iOS15以降】XcodeでiPhoneの実機テストができないときの解決法
iPhoneやiPadでいざ実機テストしようと思ったのに、なぜかデベロッパの許可の項目が出てこなくてハマったので、解決法の備忘録です。
前提の条件
私が試した解決法の前提条件です。もしやっていない項目があったら、設定しておきましょう。
・アカウントにApple IDでサインイン済み
・証明書をXcodeで作成済み(Apple ID→右下の「Manage Certificates…」→証明書のアイコンが出ていたらOK)
・該当プロジェクトの「Team」にアカウント名を設定済み
・MacとiOSがLightningケーブルで繋がれている
・Xcodeの「アプリ転送先」をシミュレーターではなく、実機に切り替え済み(アプリのプレビュー端末を「iOSデバイス(有線接続した端末)」に切り替えている)
・iOSの画面ロック解除済み
上記の前提条件をすべてクリアしていれば、あとはiOS側での許可だけです。
エラーコード解説
例1. 「Unlock ●●●●(iOS端末名) to Continure」
Xcode cannot launch ●●(プロジェクト名) on ●●(iOS端末名) becasuse the device is lockd.
これはiOSの画面ロックによりアプリを実行できない、というエラーメッセージです。iOSの画面ロックを解除すれば、このメッセージは自動的に消えます。
例2. 「Could not launch "●●( プロジェクト名)"」
The operation couldn't be completed. Unable to launch ailonagam. ●●(プロジェクト名)because it has an invalid code signature, inadequate entitlements or its profile has not been explicitily trusted by the user.
(日本語訳)
操作を完了できませんでした。 ailongamを起動できません。 ●●(プロジェクト名)のコード署名が無効であるか、資格が不十分であるか、プロファイルがユーザーによって明示的に信頼されていないため。
iOS側のプロファイルで許可を得ていないため操作ができなかった、というエラーメッセージです。「OK」を押下し、iOSの設定からプロファイルを許可しましょう。
例3. 「Unable to prepare ●●●●(iOS端末名) for development」
Please check the connection to the device, and review all errors in the Devices and Simulators window.
(日本語訳)
デバイスとの接続を確認して「デバイスとシミュレーター」ウィンドウで、すべてのエラーを確認してください。
実機テストの端末との接続が失敗している、というエラーメッセージです。私の場合はiOS端末を再起動してから、再ビルドしたところ、無事に「信頼されていないデベロッパ」の画面が出ました。
※再起動しても信頼されていないデベロッパのメッセージが出ないときは、記事の一番下にある「デベロッパAPPに何も表示されていない場合」も試してみてください。
解決法はiOSでプロファイルを許可すればOK
iOSで「信頼されていないデベロッパ」というエラーメッセージが出たら、iPhoneやiPadを操作して許可をします。
このiPhoneでデベロッパ "Apple Development: ●●●●(Apple ID名)" のAppを使用することは現在のデバイス管理設定では許可されていません。これらのAppの使用は、"設定"で許可することができます。
◇iPhoneやiPadでの操作◇
1. 設定
2. 一般
3. VPNとデバイス管理
4. デベロッパAPPの「Apple Development:●●●●(アカウント名)」
5. 「”Apple Development:●●●●”を信頼」
6. 確認メッセージが出てくるので「信頼」をタップ
◇デベロッパAPPに何も表示されていない場合◇
1. 設定
2. Wi-Fi
3. ほかのネットワーク
4. その他
5. 何も入力せずに「キャンセル」
6. 戻るとiOSで「信頼されていないデベロッパ」のエラーメッセージが出たので、デベロッパAPPを確認したら、さっきはなかった「Apple Development:●●●●(アカウント名)」という項目が表示されていたのでタップして「信頼」して許可する(直った直接の原因は不明)