【公務員試験】公務員試験の面接対策は、どこまでやればよいのか?

面接対策のご相談を受ける中で、このような内容の相談を受けることが複数ありました。

受験生ならば、一度は思ったことがある疑問ではないかと思います。

よくある似たようなご相談としては、

『どこまでやればいいからわからなから、不安で何から手をつければいいかわからない。』

『とりあえず締切が近づいてきたから、予備校からもらったテキストや市販の参考書に掲載している面接カードの記載を真似して書いてみたけど、これでいいの?』

といったものが挙げられます。


大学生で始めて受験される方はもちろんとして、

民間企業から公務員試験を受験される方も多くいらっしゃいます。

受験生の中には、これまで培ってきたプレゼン能力やコミュニケーション能力を発揮されて、さほど苦労することなく面接試験を突破される方もいらっしゃいますが、そのような方はごく少数で、実際に受験するのはそうではない方の方が多いのではないかというのが私の印象です。

 ※そもそもプレゼン能力やコミュニケーション能力が高い方は民間企業に流れることが多いというのが実際のところだと思います。

せっかくの機会なので、私なりの見解をご説明して、少しでも受験生の不安解消に貢献できればと考えております。


結論から申し上げると、

公務員試験の面接対策は、

「突き詰めれば」、

①志望動機と②自己PRのいずれかにつなげる回答ができるようになること、を目指すこと

その内容を説得力をもって面接官に伝えるために、

面接試験本番のシミュレーション(イメージトレーニング)や模擬面接を通じて訓練すること

と、私は考えていますし、自分自身、それを実践してきました。

 ※ちなみに、前者と後者の重要性は50:50と考えておくと良いと思います。どんなに内容が良くても、当日の伝え方で失敗してしまうと、評価が高くなることはないからです。その意味で、両方とも重要ということになります。

少し話題はずれますが、

インターネット上で、○○区の質問集といったものが市販されているのをご覧になった方がそれなりにいらっしゃるのではないかと思います。

私は受験が終わった後に、その存在に気がついたので、購入するかどうかを悩まなくて済みましたが、もし自分が受験生だったら結構悩むだろうけど、わざわざ買わないかなと思いました。

※価格にもよりますが、過去の受験経験から、面接で聞かれる内容は市販の参考書で、それなりに把握できることを知っているので、あまり魅力を感じていないだけかもしれません。

なぜなら、公務員試験の面接は、想定される質問が分かって、事前に回答を準備して、当日にそれを回答できれば合格できるほど、甘いものではないからです(特に経験者採用試験)。

事前に質問が分かった方が良いですが、どうせ当日に深堀りの質問がなされることが分かっているからです。

とすると、大事なことは想定質問を準備することにとどまらず、そこから、自分なりの深堀りの質問及びそれへの回答ができるようになることが、もっとも上位合格を果たすためには重要、ということになります。


そのためには何をすべきか?


面接カードの作成段階で、その時点の想定問答を作成し、記載した内容からどのような質問が来るかを把握した上で、記載する内容(骨格)を整理すること、

その上で、提出後も、面接官から深堀りの質問があった場合や、想定していない質問がきた場合に、どのように答えるかを、骨格から導き出す訓練を重ねること、


というのが私の現時点での回答です。


この「骨格」から答えることを極めていくことにより、回答内容が全て志望動機か、自己PRにつなげた回答になる、という点を理解することができます。


言い換えると、

面接当日に行うことから、逆算して準備を行うこと、

ということになるかと思います。


少なくとも、面接カードや職務経歴書に書く内容は決まっていますから、基本的には、面接官の質問はそこから出発します。

どのように聞かれるかを想定し、適切な回答をするために、何を、どのように書いて、当日どのように説明するかなど、事前に準備することが求められるわけです。


では、書いた内容の妥当性はどのように検証すればいいのか?

言い換えれば、自分が書いた内容が、面接官を納得させるものになっているかどうかを確認するためにはどうすればいいのか?

という点については、

一定の公務員試験指導経験のある方からの添削や模擬面接を受けること、が有効という回答になります。


社会人の方であれば形式面の確認はできますが、回答内容が面接官=現役公務員にとってクリティカルなものになるかどうかは、残念ながら公務の世界に携わった経験があるかないかで相当の差が生じるものだからです。

以上、長々と書いてきましたが、

当たり前のことを書いているだけじゃないか、そんなことは分かっているよ!と思われた方は、タイトルの疑念を持つ必要はないと思います。あとは、そこにしっかりと肉付けしていくことに集中して頂ければと思います。


他方で、今回、書いていることができていなかったり、知らなかったという方は、市販の面接対策の本(例えば、春日文生氏)を読んだり、予備校に通われているのであれば担任の先生に相談してみると良いかと思います。

※私へのご依頼をご検討頂いている方は、ココナラでメッセージをいただけると幸甚です。

試験が迫ってきた今だからこそ、改めて面接対策の基本を把握した上で、自分なりに悔いの残らない対策を採って頂きたいというのが私の願いです。

真剣に受験される方々が、「(合格者にとって)当たり前のことを当たり前に準備して、当日に実力を発揮できること」を切に願っております。

以上、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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 秋本あきとさん(会社員(10年以上の公務員経験あり))のプロフィール | ココナラ (coconala.com)


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