【特別区経験者】独学者で、コスパ良く社会事情(時事)対策して6点中4点を狙いたい人のためのマル秘情報【出題予想あり】

特別区経験者上位2%合格、秋本あきとです。

今回は、特別区経験者採用試験の時事対策について、
独学者が、コスパの良い時事対策により、
6点中4点を狙うための有益な情報を提供します。

<ガイダンス>

情報提供の前に、前提となる試験について少しご説明させてください。
時事問題は本試験で6問出題されますので、
4点とれれば十分、5点とれれば御の字、というのが相場感覚だと思います。
(実際には2~3点の得点の方が多いのではないかと思います。)

しかも、時事対策は、独学で試験対策をしにくい科目と言われています。

なぜかというと、
特別区経験者試験の試験時期が影響してしまい、
市販の大卒程度向けの参考書が使いにくいからです。

もう少し補足しますと、
特別区経験者の試験は、通常、9月の第1週の日曜日に実施されます。
そこで出題される時事問題は、試験年の上半期のものがメインとなります。

しかし、大卒程度の試験向けの参考書、
代表的なところでは「速攻の時事」などは、
2月上旬に出版されるため、前年の12月頃までしか範囲をカバーしていないのです。
(5月から大卒程度の公務員試験が開始するので、発売時期が後ろ倒しされることはまずあり得ないと考えられます。)

このため、
特別区経験者の受験生は、
試験前年の12月~試験年の上半期(7月頃まで)の
時事問題を自分で情報収集して試験対策する必要が生じます。

※「速攻の時事」自体は、とても良く出来た参考書です。私も何度も使用しました。私は、特別区経験者の受験においても、時事問題の基礎知識を身に付けるために、まずは速攻の時事で下地をつくっておくことが直前の時事対策を効率的に進めるために有効だと考えています。

※なお、他の情報ソースをご紹介しますと、某G予備校では、講師のTwitter情報のフォロー等をアドバイスしています。これはこれで最近の情報収集として大変有益なのですが、試験対策としての効率性の観点から言うと、ちょっと厳しい部分があるのではないかと思います。受験生は、断片的なものではなく、まとまった情報を入手してスピーディーに試験対策したいからです。

さて、前置きが長くなりましたので、本題に戻ります。

<目次>

以下、本稿の目次です。

①どの参考書を使用すれば効果的な時事対策ができるのか
②紹介する参考書から、実際にどれくらい出題されたのか
③紹介する参考書の効率的な学習方法(使用上の注意点)

各項目の内容としましては、

まず、
①では、具体的な参考書をご紹介します。
なぜかはよくわからないのですが、
公務員試験予備校では、
今回紹介する参考書を時事対策で紹介していないようです。
自分たちの講座を売りたいという意図はわかるのですが、
独学の受験生にとっては、少しでもお財布に優しい方を選びたいところだと思います(私は、そうでした)。

次に、
②では、特別区経験者の過去問を使って、
紹介した参考書から、どれくらい出題されたのかを確認します。
試験の過去問自体を載せることはしておりませんが、
令和3年度の試験を対象として、
第●問が、参考書の●頁から出題された、といった形で解説しています。
このような分析をしているのは予備校の講座くらいだと思います。
実質的な「出題予想」と思っていただいて構いません。

※さすがに公務員試験の問題ですので、紹介する参考書を使えば、全ての問題が解けるようになるとまではご案内できません。ただ、タイトルのとおり、6点中4点以上を狙えるレベルの情報が参考書から出題されていることを確認できました。(試験対策したことがある方なら分かっていただけると思いますが、これは結構な高確率です。下手な予備校の予想問題よりも確率が高いのではないかと思います。)

最後に、
③では、紹介する参考書の効果的な勉強法を紹介します。
紹介する参考書には、ある特徴がありますので、その特徴を踏まえた学習上の注意点をお伝えします。
といっても、特別な勉強法ではありません。試験本番で思い出すために、繰り返し読んで覚える、というスタイルがベースになります。

それでは、内容に入っていきます。


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