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Mr.Childrenで3曲選ぶよ。

3曲シリーズを深掘りしようと思うのだけど、やっぱり書きたい順序があるのよね。ハマった歴史順に書きたい。ホントはGoing steadyを書きたいんだけど、Mr.ChildrenとTHE BLUE HEARTSを経由しなければならない。今日はミスチル。(こないだ酔っ払って髭書いちゃったけど。)

背景。
元々親がミスチル好きで小学校の頃に自然とハマった。車の中はミスチルやチャゲアスやスピッツや槇原敬之やビートルズが流れていた。きっと自分の基礎はこの辺で作られたんだろうな。

早速3曲。
光の射す方へ
雨のち晴れ
十二月のセントラルパークブルース

ミスチルと私。
私は小学校高学年ぐらいでボレロとかディスカバリーとリアルタイムで出会って、中学3年生ぐらいまでミスチルを狂ったように聴いていた。Everythingからwonderful worldまでは良く聴いた。中でもDiscoveryとQとアトミックハート、この三つだね最もよく聴いたアルバムは。深海なんかは今聴くと素晴らしいんだけど、当時は飛ばす曲が多かったかな。
今は見ないけど、当時コンビニの本棚に「ミスチルAtoZ雑学集」みたいな単行本がいくつかあって、余すことなく買って読んでいたよ。懐かしいよね。当時は外に出ないと何かに出会えなかったんだよ。

光の射す方へ。
初めて買ったCDは?に対して私はこれを答えたい。ホントはエキセントリック少年ボウイのテーマかポケモン言えるかななんだけと、それらはノーカンだよね。光の射す方へを速報!歌の大辞テン!!という番組で見て、翌日デイリーヤマザキで買った気がする。
ニシエヒガシエ、終わりなき旅、光の射す方への三連作を覚えている。小学生で第二次性徴を迎えた私に、この大人っぽくて煙たげでアングラな嘘っぽいロックなポップ感がすごくカッコよく聴こえてガツンときたんだろうな。
冒頭のリフがカッコいいし音もいいよね。錆びた退廃的なイントロを経て気怠く、蜘蛛の巣の様な高速の上、と入る。これはカッコいいよ。愛とか夢とか好きとか嫌いとか恋じゃないのよ。詩とメロディとリズムが本当に素晴らしい雰囲気を作っている。低い温度で曲が進む。
で、Bメロで錆びた鉄を熱し始める。社会人になって重荷を背負って思い知らされたって叫ぶの。この静と動。歌ってて気持ちいい。夏休みのある小学校時代に帰りたいって叫んでるけど、大人の方が自由でなんでも出来てお金があっていいじゃない、こっちは宿題と勉強と絶妙な友達の維持があって大変なんだよって思った気がする。
サビは一気に暗い中に青白い光が弾ける。好きなコードはEなんだけど、正にこのサビのイメージ。弦を張り替えてEを鳴らす時に、宇宙の中で青白い光がパッと弾けるイメージがいつも浮かぶ。そんなサビ。綺麗さと哀愁と余韻。そんで終わりの儚さのCメロと続く。展開もメロディも詩もリズムもPVも全て大好き。大人になっても未だに聴きたくなる時がある。
この曲が入ったディスカバリーも良かったよね。今聴くと1曲目のDiscoveryはRadioheadのAirのオマージュだと思う。このベースラインね。椎名林檎もこのベースライン使った曲あったよね。このアルバムは全部好きで、ラララとかアルペジオ練習したけど、ここ近年はなんか#2601が好きでカラオケで歌う。ミシェルファイファーの唇が好き!!

雨のち晴れ。
多感な当時中学生ガキに、この先の未来を少し想像させる歌詞。若さで乗り切れるのも今年くらいだね、って今でも刺さる。たまにカラオケで歌いたくなるんだよな。すごいよね、これ書いた時桜井さん20代でしょ。

十二月のセントラルパークブルース。
Discoveryにどハマりした私は必然Qを発売日当日に購入してまたも衝撃を受ける。またまた良い。なんでこの人たちずっといいアルバムを作れるんだろうと思った。何しょっぱなのひなびたベイビーサラミをポイしてフランクフルトへって。おっしゃれー!!
このアルバムは全部良いんだけど、1曲選ぶなら12月のセントラルパークブルースだろうな。センターオブユニバース・つよがり・友とコーヒー・ロードムービー・ハレルヤ等強豪が並ぶんだけど、コレよ。「宗教かぶれが僕にこう問う、HEY、あなたは幸せですか」。このフレーズの破壊力。なんだろね、アルバム通して日常と儚さと小さな幸せを歌ってる気がするんだけど、この曲の酔っ払った陽気さが好きなんだな。ちょっとしたアクセント。深海のSo, let's get truthみたいな感じ。ちょっと違うか。
2017年ぐらいにセントラルパークを歩いたときに鼻歌歌ったよ。あれも一二月だったな。飲んだ帰りの夜道が似合うんだろうけど、朝ランニング中だった。夜は怖いよNY。

最後に。
改めてミスチル聴くとやっぱいいね。3曲書くって言うけど、後ろで息切れするっつーか飽きるな。音楽の感想を文字で表すのは大変だ。でも、好きな曲で感動した時に、誰かも同じこと思っていると少し嬉しくなる。そんな事思いながらもまた日が暮れる。


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