海外再就職までの道のり日記。。。その1

プロローグ

この日記を公開するにあたってのきっかけは、会社から解雇を通知されたこと。ある日動画を見ていたら「欧米ではクビになると終わる」と断言してる日本人YouTuberがおり「そないなことあるかい」とツッコミたくなったから。日記を通じて海外でも再就職できると証明して、今後解雇された人たちが落ち込んでいたとしたら、一筋の希望になればと思って書くことに決めました。内容は自分へのメモレベルで、大したことは書いてないですが…。

終身雇用概念がほぼないイギリスでは日本と比べ物にならないぐらいリストラ、furlough leave、解雇などが非常に多い。私が↑のYouTuberの発言が気に食わなかったのは、欧米では…と欧州での就業経験がないように見受けられるのに、全てひっくるめて発言していたこと。

事情は各国違うし、コロナ失業も含め自分の周りでも多くの失業者を見てきた。私だってアメリカがどうとかオーストラリアはこうとか知らん。でも周りではみんな最大4〜6ヵ月で新しい仕事が決まっている(一人1年かかってる強者もいたが)。スキル(職能)と経験さえあればどこでもやっていけるし、人生なんとでもなるし挽回もできる。自分の場合は永住権もあるので比較的就活しやすいのもあるが、偏った意見に惑わされずにゆる〜く再就職をする見本になればいいな、と思い日記を綴ります。

海外再就活に至った経緯

3月前半から会社の制度を利用して日本に一時帰国。日本の実家から勤務→4月後半に突然解雇通知→GWは日本でまったりすると決意。5/12に当初の予定通りロンドンの自宅に戻ってきて本格的に仕事探しを開始。

それでははじまり、はじまり〜。

5/13 A社からリクルーターのスクリーニングで不合格の連絡あり。A社は念願叶って面接まで行けたけど、如何せん全然準備が足りてなかった。時差ボケで質問に正しく答えなかった可能性大。一方B社リクルーターとの話上々。
映画The Worst Person in the Worldの予約(来週月曜)。

5/14 朝から前に使ってた炊飯器が売れる。来週火曜に手渡し。Silicon Milkroundabout(大規模な就活イベント)に参加。たくさんの企業と話す。イベント参加土産でずっと欲しかったChinese Money Plantが貰えて歓喜。
帰宅後、代理店Z社に応募。

5/15 仕事探しはOFF。Co-opのクーポン使えた。Irresistableのヘーゼルナッツヨーグルトが美味しかった。ラザニアを新しく買う必要がなかった(次回からは茹でが必要なのでメモ)。

5/16 母から今日の血液型x星座占い1位やでー^^と報告あり。カーペットも洗って、ソファーの下もちゃんと掃除機してスッキリ。突然数ヶ月前に連絡していた人材派遣会社Yから連絡あり。新たに広告代理店Xにも応募してみた。B社から面接招待があり、さらにC社のスクリーニングも決定。歯医者は電話がつながらないので木曜に前住んでた町に行くことに。映画よかった。

5/18 朝一、C社とのコールで絶好調。その場でHiring Managerとの面接スケジュールを組んでもらう。昼間はカフェでの〜んびり勉強。前の会社から手切金の様に最新型Macもらえたのがラッキーすぎる。よっ上級自宅警備員!Jobseeker's Allowanceからも応募が通ったとの連絡あり。

5/19 D社スクリーニングで豪在住の日本人の採用担当さんと英語で話すも、日本在住でないと採用は難しいとのこと。B社からも突然採用打ち切りの謎の通知が。午後に韓国人の友達と会った。この子といるといつもポジティブになれるので本当にありがたい。二年のロンドン生活を経て国に帰ってしまうのが残念やけど、それもそれで人生!またソウルで会いたいな。

5/20 朝から虫歯治療へ。無職の良いところは普段は日中行けない場所に自由に行けるところ。里帰り時お世話になった日本の歯医者さんもX線を送ってくれて、ことなきを得る。午後5時からC社と面接。Hiring Managerと良い会話ができた。奥さんが幼児教育のPhD保持者のようで、仕事以外にも会社のメンタルヘルスに対するアプローチに関しても話せてとてもよかった。

5/22 無職でも週末アートしたっていいじゃない。Tate Modernのツアーに参加(15分遅刻)。帰りにDavid HockneyのSplashのポスターげっつして寝室が一気に大好きな部屋に。お土産屋さんで幼女が草間彌生のパンプキンポストカード持ってて可愛かったから値段見たらさっき買ったポスターより高くて、目ん玉飛び出るかと思った。。欲シガリマセン勝ツマデハ…。

5/23 月曜の朝から張り切ってもCareer opportunity the ones that never knockなので、午前は大人しく読書。

久々にPelotonで筋トレして正午すぎに5社ほど新たに応募。メモサイトNotionのJob Applicationテンプレがすこぶる良いので活用。Jobcentre(ハロワ)と電話。対面面談を6月中旬に入れられそうになったので(早く仕事見つけたいし)今週会いたいと告げると「あなたみたいな子珍しい」と担当のおばちゃんDebbieに驚かれる。

5/24 朝から応募していたJobseeker's allowanceの申請が通ったので、6月に2週分振り込まれるとの連絡あり🙌 家賃には及ばないが、収入や貯金に関わらずほぼ全員がもらえる失業保険のような社会保障。手厚い福祉有難い。

先週金曜に非常に印象が良かったC社から次のステップに進んだとの連絡があり、ほっと胸を撫で下ろす。なぜか数年前に勤めてた会社の社長からも連絡があり、コールで直々オファーをもらうも、やりたい仕事とかけ離れてるので保留。GAFA一社のE社からテストのお誘いあり。明日やろ(映画見て寝不足)。日本から持ち帰った平野啓一郎の「ある男」読破。映画化楽しみ。

5/25 とんでもないことを聞いた。前職で私をいじめていた人間が、今は他のチームメンバーをいじめているらしく、元同僚からSOSが届いた。職場いじめは外的ストレスからくることが多く、吐け口が断続的に必要になるので薄々勘づいてはいたが…。退職して気づいたのは、会社なんて星の数ほどあるし、辞めても次の仕事は必ず見つかる。その子にも証明できればいいなと考えている。C社から課題をもらったので頑張るぞ。

5/26 正午に起きて(前夜NetflixのMaster of Noneシーズン3にどハマり)C社課題の準備。イギリス人の友達から「自分も仕事なくなるかも」と相談され、何年言うねんと思いながら「ネガティブやめて」と伝えたら逆ギレされたけど、仕事がなくなるかもしれないという不安と、実際なくなった今を比べると、幸福度は今の方が断然高いと説明したら和解できました。

5/27 Jobcentre職員のDebbieに会ってきた。Debbieが履歴書を見てくれるLolaを紹介してくれて、Lolaに「は?持ってるDegreee one, two, three…なんでここに来たん?」ってツッコまれるも「一つだけ言っていい?メールアドレスなんでAOL?」って聞かれたので「いや、その、ずっと使ってるんで…。」って言ったら「デジタルの仕事でaol.comは駄目!私は底辺の人の仕事探し見てるからメアドだけで落とされてる人何人も見てきた。今すぐ変えろ!」と指示をうける。実はこういう意見助かる。友達にも前に指摘されて笑って流してたけど、Jobcentreの人に言われると目が覚めたので即変更。

5時から2年前スペインに引っ越した元同僚が数年ぶりにロンドンに遊びにきたので、元同僚4人で会うことに。みんなめっちゃ励ましてくれる。。泣 ぼろ雑巾のような扱いを受けたことを話したら「お前が無能な人間じゃないのはここにいる全員が証明できるねんから戯言なんか気にするな!」と強く励ましてくれたスウェーデン人K。リアルにうるっときた。

5/30 C社へ先週から準備していた課題のプレゼン。日本の両親にも和訳して説明したら全然意味わからんながらも貴重なフィードバックをもらったので反映しつつ、なるべく退屈にならないように努めた。Hiring managerから何度もgreatって言ってもらって報われた気持ちになった。他に参加してくれたC社の人たちもみんな良い人で良かった。あと2人おるらしいので結果待ち。

5/31 日曜にプレゼン準備で忙しかったので、求職OFFデー。朝からPelotonを5セットやり、忘れかけていたF社との面接だけこなす(失礼)。午後からPeckhamにあるSouth Lonon Galleryへ。豪雨と晴れを繰り返す変な一日であったが、夕食はレバノン料理を作ってみた。美味しいもの食べられて幸せ。

6月の日記はその2につづきます!

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