未定人生 はじめてのすきなひと 1


田舎でも都会でもない平凡な場所で生まれ
それなりにすくすくと育って三兄弟の一番上のお姉ちゃんになった。
保育園時代の私は怖がりで泣き虫だった。
保育園に行くまでが苦痛で不安で仕方なかった。

私の人生はそんな保育園時代に変わった。

お昼寝が苦手だった私は、保育園でのお昼寝の時間に
寝ることが出来なくて狸寝入りをするようなこどもだった。
そんなある時、狸寝入りを決め込んでいたら
おとこのこふたりがこそこそおはなししてたんだ。

それを見てしまったまだまだ純粋な私は
お昼寝終わってから先生にお昼寝時間の二人のことを伝えた。

(名前は全て仮名)

「しょうくんとひろくんが、おひるねしないでおはなししてた!」

見たまま有りのままのことを伝えた。
でも怒られたのは私だった。

「なんでそんな嘘つくの?二人ともちゃんと、お昼寝してたよ」って。
ふたりには確認もせずにおこられたのはわたしだった。

うそなんてついていないのに・・・
ふあんなほいくえんがまたこわくなった

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