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エンジニアが最短で市場価値を上げる方法について

初めまして。
ROSCA株式会社の村田です。

弊社役員である鈴木に続き、私もエンジニア市場に関する情報発信をしていくことにしました。
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◆はじめに

さて、今回が私の初投稿となりますが、私も情報発信しよう!と発起したのには明確に1つ理由がございます。
というのも、私は現在もトップ営業として現場に立っておりますが、圧倒的インフレを迎えているエンジニア市場の中で日々の営業活動をしていて、「え!騙されてるよ!」「その認識は誤ってる!」「絶対こうした方が良いのに…」と思うことが多々あるからです。

「じゃあ、伝えれば良いのに」と思われるかも知れませんが、(私の営業力の至らなさは棚に上げておいて)日々の営業活動の中で伝えようとしても、どうしてもポジショントークに聞こえてしまう(どんなにその人のために伝えても、ある程度の「営業トークなのではないか?」というバイアスが拭えない)のです。
こうしたNoteの場であれば、一切の利害関係なく、忖度もなく私の想いを正直に伝えられると思い、これからは日々感じるエンジニア市場における想いや”裏のない本当に正しい”情報を発信していこうと思います。
なるべく1投稿は短めに沢山発信していこうと思いますので、少しでもご覧になっている方々の一助になれば幸いです。

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◆最短で市場価値を上げる方法とは?

記念すべき第一回目のテーマですが、
「最短で市場価値を上げる方法について」
についてお話ししたいと思います。

本記事における「市場価値」の定義

本題に入る前に補足をさせていただくと、本記事でいう「市場価値」とは、どれだけ金額を上げたり自由な働き方を選びやすく出来るか?と定義しております。
キャリアの選択肢は無数にありますし、どれが正解か?は存在しないと思っておりますが、再現性高く単価を上げたり自由な働き方を選択する方法はある一定決まっておりますので、その内容について本日はお話しします。
何度も補足しますが、本日紹介する方法以外のキャリアパスが間違っていたり、劣っていたりすると言う意味ではありませんので、ご留意ください…!

市場価値を上げる選択肢はほぼ一択

先に結論から言ってしまうと、市場価値を効率的に(つまり最短で)上げる方法はほぼ一択です。
間違いなく「自社サービス系のスキル」を付けることだと思います。
※市場価値を上げる方法はもちろん多岐に渡りますが、今回は”最短で”という前提で話を進めております。
「自社サービス系とは?」となる方も多数いらっしゃると思いますので、それについては本記事で詳細に説明させていただきます。

◆「自社サービス系のスキル」とは?

「自社サービス系」と「SIer系」について

「自社サービス系」のスキルについて説明する上で、まず初めにお伝えしたい概念が「自社サービス企業系のスキル」「SIer系(業務系)のスキル」の2つのスキル分岐についてです。
この記事の中では「自社サー系」「業務系」と短縮して呼ばせていただきますが、どういうことかというと
※あくまで私の主観によるイメージです

「自社サー系」のスキルの説明

・自社でプロダクトを有している企業での開発,構築経験
・開発の方針に正解はなく、自分たちでプロダクトをどうするか?を考えながら主体的に開発していく
・自社の裁量で全て進めていくので、良いものはすぐに取り入れていくモダンな文化なことが多い
・一方で朝令暮改も起きやすく、市場の状況や経営判断によってちゃぶ台返しも多い傾向がある
・アジャイル的な臨機応変な対応が求められる環境が多い

「業務系」のスキルの説明

・主にSIerや受託企業など、お客様から発注してもらったシステムの開発,構築経験
・基本的には発注者(お客様)の要望を如何に忠実に納期を守って開発出来るかが大事になる
・大規模な開発になる場合は特に、関係者も多いため一度決めたことは覆さず年単位で実行することになる
・そのため不確実性の大きいモダンな技術は取り入れず、より安全なレガシーな技術選定をすることが多い
・突然の大幅な変更の可能性は低いため、基本的には安定性に長けていることが多い

みたいなイメージです。
人それぞれ若干の認識の誤差はありますが、基本的には上記のイメージで二分されると思っていただいて間違い無いと思います。
そして、この概念は人材市場においてはほぼ必須のエージェントであれば誰もが認識している概念です。

◆「自社サー系」のスキルが優遇される理由

それでは何故「金額を上げる」「リモートで働く」「フレックスに働く」といった要望を満たすことを目的とすると、「自社サー系」の方が優れているのでしょうか?
「自社サー系」と「業務系」のそれぞれの特徴を踏まえてご説明いたします。

「業務系スキル」の特徴

「業務系スキル」はSIer系の企業にマッチしたスキルですので、SIerの業態について考えてみてください。
SIerや受託企業は基本的にエンドクライアント(お客様)から開発を請け負い、人件費などのコストを投下して開発を行うことで売上を立てます。
つまり、SIerの利益は「お客様からもらう金額」から「人件費などで掛かる費用」を引いた金額になるわけです。
すると、SIerにとって人件費は下げれば下げるだけ利益を出しやすくなるもの、という扱いになってしまいます。
さらにSIerの業界は一般的にさらにその下請けの企業に開発を委託したりするために多重下請け構造を取ることが多く、商流に挟まるすべての企業が人件費を削れば削るだけ利益が出る構図になるわけですから、可能な限り安く採用したい!と考えます。
当然、エンジニアにかける採用費(人件費)は上がりにくいのです。

「自社サー系スキル」の特徴

一方で、「自社サー系スキル」が相性の良い自社でプロダクトを有している企業は、そもそもの業態が違います。
どれだけ人件費がかかろうが、それを上回るほどプロダクトが売れれば問題ありません。
売上が伸びている自社サービス企業ほど、さらに自社のサービスを拡充するために儲けたお金でエンジニアの採用を行おうとします。
自社でサービスを開発している企業は、お客様から予算をもらってエンジニアを採用するわけではないので、採用費も青天井です。
儲かっている限りは他社に負けないようにガンガンお金をかけ、優秀なエンジニアを囲い込もうとします。
お金だけではなく、新しい働き方(リモートやフレックスなど)も取り入れ、なるべくエンジニアが集まるように努力をします。

それぞれの構図

するとそれぞれのスキルはどのような構図になるでしょうか?
SIerはお客様から発注された上で開発を行うため、自社の裁量で勝手に採用費を釣り上げたり、新しい働き方を許容する動きは取りにくいです。
一方で、一部の伸び盛りの自社サービス企業は、お金は自社の裁量でガンガン使い、新しいルールをどんどん取り入れ色々な働き方を許容できてしまいます。
だから、圧倒的に「自社サービス系」の企業の方が単価や働き方の自由度を取りに行きやすい、という結果となるのです。

「自社サー系」企業のデメリット

もちろん自社サービス企業にもデメリットはあります。
古くからあるSIerとは違って安定性に欠けますし、事業がいつまでも伸びるとは限りません。
今は伸びていても将来的に潰れるかもしれません。
ただ、1エンジニアにとっては、今の超売り手市場において仮にその会社が潰れてしまっても、また別の会社に移れてしまうため、あまり経歴上のリスクにはならないことが多いのです。

結論

こうした背景から、もし「金額を上げる」「リモートで働く」「フレックスで働く」といった希望を最優先するのであれば、私は「自社サー系」の企業での経験を積むことを強くお勧めします。
もっと言えば”必須”であるとも言っても過言でないと思います。

◆本日のまとめ

本日伝えたいことをまとめますと、

・市場価値を”最短で”上げたいのであれば「自社サー系」のスキルを付けることはほぼ必須である

ということです。
ただし、くどいようですが2点補足させていただきたいのは、

・「業務系スキル」が劣っていると言いたいわけではない
・市場価値を上げる手段はいくつもあり、その中で”最短”という観点で話している

の2点です。
現在も大手SIerで重役として高年収を得ている方もたくさんいらっしゃいますし、日本を変えるほどの規模のPJに参画するにはSIerの方が絶対に向いているでしょう。
ただし、なかなか狙って選べる選択肢ではなかったり、キャリアアップに時間がかかる傾向が強いため、なるべく”最短で”市場価値を上げるなら「自社サー系」の方が確実な選択肢である、と言いたいのです。


最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。
次回は、今「自社サー系」のキャリアを進んでいない場合はどうすれば良いのか?について書こうと思います。
もし少しでも参考になれば今後の励みになりますので、フォローやいいねしてもらえると幸いです。

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それでは本日はこの辺で。
また次の記事でお会いしましょう!

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