【不育症の妊娠ブログ】#11.妊娠中期から始まった体の不調

一般的に安定期と呼ばれる時期から貧血(脳貧血)を起こしまくると言う謎の不調に襲われて、臨月まで苦しみました。

事の発端は20週の頃に会社の帰り家に向かって歩いている途中に脳貧血を起こし道端でぶっ倒れたことでした。

以前から脳貧血を起こしやすい体質なので、起こりそうな時は「あ、この感じヤバそう」と予兆を感じられるのでいきなり卒倒するようなことはないのですが。

帰り道で倒れた時も予兆を感じて道端にしばらく座り込んで頭に血が戻るのを待ったはずだったのに、道端で座り込んでる状況が嫌だったのと早く帰って夕飯の支度をしないと、、とか焦ってしまい立ち上がるタイミングを見誤り、
立ち上がってみたら全然足が思い通りに動かず、酔っぱらいの如く足がもつれ、気がついたら膝から崩れ落ちて道端に倒れてました。

自宅まであと4〜500mほどだったのですが
「あ、これあかん、、もう一歩も動けんわ、、」と察して、なんとかタクシーを呼んで助けてもらいました。

道端で明らかに転けて動けなくなってるマタニティマークの人がいるのに、何も見えていないかの如く横を通過するおじさんおばさん。。
世の中って思ってるより世知辛いのね、、と思いました。

関わったら面倒臭そうだもんね、、。
酔っ払いだと思ったのかな、、ゾンビだと思ったのかな、、

家帰って落ち着いてからなんか無性に悲しくなって泣いた。
そしていろんなところを擦りむいて血が出てた。

その日を境に家の中にいても少し立ってるだけで頭から血の気が引いてしまって、しゃがんだり横になったりしないとホワイトアウトする現象が頻繁に発生するようになり、とても外になんて出られる状態ではなくなってしまいました。

脳貧血が起きそうな予兆としては
だんだん膝に力が入らなくなり、お腹がキューーーっと張ってきて、そうすると痛みによる迷走神経反射なのかお腹に血液を送ろうとするせいなのか頭からスーッと血の気が引いてホワイトアウトしていくみたいな感じ。そして心臓は早鐘の如く打ちまくる。

アップルウォッチの心拍数アプリで心拍数を測ってみると、座ってる状態から立ち上がって2〜3歩歩いただけで心拍数が80から140とかに跳ね上がって明らかに体の何かがバグってる状態。

なによりお腹の張りを伴うので毎回とても怖かったです。

妊婦健診で何度か訴えたものの、妊娠中は立ちくらみとかよくあるからゆっくりした動作を心がけて、とか倒れそうだなと思ったらしゃがみましょうとか対処療法のみで根本解決はせず。

何より悲しかったのが妊婦健診の目玉イベント、エコーの最中にもしょっちゅう脳貧血みたいになってしまい、ベッドに仰向けに寝てると速攻で気持ち悪くなり冷や汗がでてきてしまい
最終的に横向き&目を瞑って耐えるみたいな感じでエコーが楽しめなかったことです。
しかも私の場合、左側を下にしないと回復しなかったので必ず先生に背中を向けるスタイルになってしまい、エコーやりづらそうで申し訳なかったです。


こんな現象に苦しめられた妊娠中期後期でしたが、なぜか臨月に入った途端全く起きなくなりました。

つわりもないし、倒れる心配もなくなり、エコーでも気分が悪くならず、ヘパリンの注射からも解放されて、今回の妊娠は臨月が1番心身ともに楽でした。

1人目の時はこんなこと全然なかったし、ヘパリンの注射が終わったタイミングから復調したのでヘパリンの注射のせいだったんじゃないかと思わざるを得ないんだけど、
調べてもそんな副作用があるとか出てこないし、、違うのかなぁと思いながらも内心やっぱりヘパリンのせいだったに違いないと思ってる自分がいる。

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