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HPVワクチンのキャッチアップ接種は来年度で終了

2025年3月で終了するHPVワクチンのキャッチアップ接種に関するチラシが今月更新されていました。

そのチラシには、小さな文字で

毎年1万人以上の女性が子宮頸がんにかかり、
毎年3,000人近くの女性が子宮頸がんで亡くなっています。

キャッチアップ接種 チラシ(2024年2月作成)

と記してある通り、HPV感染症の中でも最も負担の重い子宮頸がんだけで毎年2,700~2,900人程度亡くなっていて、これは適切な時期でのワクチン接種と検診・治療の組み合わせによって大部分が予防できます。

残念ながらキャッチアップ接種世代では、本来の定期接種の接種率低迷で子宮頸がんの死者増加が確定していて、いかに増加を抑えるかが問われている状況です。

2022年4月より積極的勧奨が再開していますが、接種率は4割程度と奮わない状況が続いているので、接種率向上のための施策がより一層求められます。
※WHO目標は接種率9割

また、男子のHPVワクチン定期接種化の議論について、2022年8月を最後に進捗がありません。

一部の地方自治体では男子のHPVワクチン費用の補助を出していることもあり、全体の流れとしては良い方向に進んでいるので、もう一段上のステージに登りたいところです。

るんるーん♪