キミのいる世界線

映画の世界が好き。
その中に入り込んだ気がするから、
映画のロケ地をまわることが好き。

特に思い入れが強かったのは、
自担がデビューしてからはじめての映画。
メタモルフォーゼの縁側。
主人公の幼馴染という役どころ。
(以下、紡)

脇役だからずっと出ているわけじゃない。
でも、ところどころ重要なシーンにでてくる。
はじめはただ、自担が見たい。
そんな軽い気持ちだった。

でも、公開前の試写会が当たり、作品を観たとき、深く感動してしまい、すっかり作品のファンになってしまった。

普段、ロケ地といえば、自担が来た場所を巡る。
だけど、今回は少しだけ違った。
自担がいた場所ではなく、映画の中に入って、そこから新たなストーリーを想像する楽しみだった。

ここのカフェ、
紡は来ていない。 
だけど、もしかしたら、彼女とここに甘いものを食べに来てたかもしれないし、幼馴染のうららとお茶することもあるかもしれない。
そんな想像のなか、描かれていない紡の姿を想像してクスッと笑う。

紡がいなかった場所でも、
ワタシの中で、映画のストーリーが全て繋がっていて、その世界の中では、確かに紡が存在してる。

だから、紡のいない縁側も台所も坂道も。
全部全部そこには紡が存在してて、時は進んでる、そんな感覚。
だから、ここの場所は、自担出てないからいいや。
とはならなかった。

今この瞬間にも、紡は生きていて、
うららの良き理解者だったり、
逆にうららに甘えることもあるんだろうか。
そしていつでも、会いたくなったら、その場所に行けば、その世界は存在してるんだなって思う。

会いたいな。紡に。
そんな時はBlu-rayでいつでも観れるけど、
やっぱりキミに会える世界線へ行ってみたいと思うんだよ。

新しい映画も、そんなふうに愛していきたいけど、
ラブコメの場合、少しズキンとくるんだろうか。
でも、また新しい世界線で、走るキミや制服を来て片想いごっこをしてるキミに恋をするのかもしれないな。

そして、現実世界のワタシは、
アイドルでいる彼をずっとずっと追っている。
ずっとずっと好きです。
重いかもしれないけど、ごめんね、大好きです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?