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幻の「空飛ぶ豆大福」

【マッキーからのメッセージ -17-】

僕が倒れるずいぶん前に作っておいた、小さなシマエナガの写真集。なので、倒れた後に開催・出展した写真展「六人の野鳥展」での販売ができたのです。と言っても作ったのは数十部。

ある日友人から「同じ題名の写真集が出ている」と。「えっ?まさか?」と調べると確かに同じでした。

僕が最初に作ったのは確か4月。3種類の見本を作り、その中から予算とクオリティを考えて、写真展・限定販売に向けて作ったのは2020年6月初旬(倒れる以前)でした。因みに、その同名の全く別の写真集は2020年8月27日が発売日でした。

同じシマエナガの写真集です。どちらが先に名付けたのかは、実際のところは(?)わかりません。でも100パーセント、間違いなくオリジナルのアイデア。SNSでも相当な告知を行いました。

すでに病院からの投稿だったので、関係者や友人が「これでもか!」というくらいシェアしてくれた事を覚えています。そのおかげで病院の看護士と知り合えたくらい(共通の友人がシェアしてくれました)。


しかし向こうが8月下旬に公に発売されている事は確かです。その方のシマエナガの写真集だけで3種類発売されていました。

過去の2作の単調なタイトルにくらべると、いきなり「空飛ぶ豆大福」に飛躍した感は「うーん」と否めません(笑)。結構人気のある方だということだそうです。わかりやすいタイトルならまだしも、こんな凝ったタイトルでかぶるかなぁ。しかもシマエナガの本で、しかも一字一句も違わずに。偶然の一致なら奇跡だ(笑)。


春先に「すごくいいタイトルを思いついた!」と僕が喜んだ事実に、今でも変わりはありません。誓ってもいい。

しかしながらこの世界は早いもの勝ち。商標登録でもしない限り、残念ですが勝ち目はありません。でも愛着がある「豆大福」は絶対に外せない!

そういう理由で「豆大福が飛んで行く」にタイトルを変更しました。ちょっと悔しい。いや、かなり悔しい。パクられたかどうかは・・・(笑)

今回あえて写真集を再販売することにしました。もちろん上記の理由もありますが、病院で出会ったある方との約束を果たしたかったからです。その方から手紙をいただきました。

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「写真集を見せてくださりありがとう。貴方は『Something』を持っていらっしゃる方だと思いました。その感性があれば、現状を克服されて、新しい未来が開けると願っています。一歩一歩、光の先に向かっていきましょう。私もがんばります。ところでこの写真集、病院でお世話になった方に配ったら素敵じゃない? マッキーさん、どうかしら?」

10歳ほど目上の女性の方でしたが「わかりました! 写真集、つくります!」と明言してしまいました。

すでに以前の写真集のデータは残っていませんでしたので、新たに作り直すことにしました。そのためオリジナルとくらべ、若干トリミングなどが変わっています。

今回は巻末に、彼女と僕のツーショット写真を新たに入れ、彼女からの手紙の一部も載せました。「空飛ぶ豆大福」が思わぬかたちで再現できたのは、偶然、いや、運命だったのかもしれません。

そんな理由から再販売した写真集、お買い上げいただければ幸いです。まずは部数限定。今回はデータを残してあるので、好評なら増刷します^ ^

12月14日

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